青山学院大学教育人間科学部 自己推薦入試対策
監修:エクシオアカデミー 教務部
青山学院大学教育人間科学部を第一志望に考えている高校生・保護者の方に向けて、この記事では自己推薦入試(青山学院大学が総合型選抜として実施している入試方式の名称)について、学部が公表するアドミッションポリシーに沿って求める人物像を整理し、出願書類・面接で何を示すべきかを具体的に解説します。結論から言えば、教育人間科学部の自己推薦入試で評価されるのは「人間の成長・発達や教育、心理という領域に対する明確な関心」と「それを自分の言葉と経験で語れる力」です。この2点をどう書類と面接に落とし込むかを、順を追って見ていきましょう。
なお、出願資格・評定基準・提出書類の細目・出願期間・倍率などは年度によって変更される可能性があります。本記事はあくまで対策の考え方を示すものですので、詳細は必ず青山学院大学の最新の募集要項でご確認ください。
青山学院大学教育人間科学部とは?学科構成とアドミッションポリシー
教育人間科学部は教育学科と心理学科の2学科から構成されています。教育学科は保育・幼児教育から学校教育、生涯学習まで人間の発達段階に応じた教育のあり方を扱い、心理学科は人間の心のはたらきを科学的に理解し、臨床・発達・社会などの領域から探究する学科です。
学部として公表されているアドミッションポリシーでは、おおむね次のような資質が求められています。
- 人間の成長・発達、教育、心理といった対象への強い関心と探究心
- 高校までの学習を土台に、多角的な視点で物事を考えようとする姿勢
- 他者や社会と関わりながら学び続けようとする意欲
学科ごとに強調点は異なりますが、共通しているのは「人間」を対象とする学びに対する主体的な関心です。書類・面接ではこの関心がどのように育まれ、大学でどう発展させたいのかを一貫したストーリーとして示すことが大切です。アドミッションポリシーの読み方そのものに不安がある場合は、アドミッションポリシーの調べ方と読み解き方:出願校リストのつくり方も参考にしてください。
自己推薦入試の位置づけ:総合型選抜との対応
青山学院大学では、学部・学科ごとに自己推薦入試という名称の入試方式を設けています。これは文部科学省が示す分類でいう「総合型選抜」に位置づけられる入試で、学力試験の得点のみで合否を決めるのではなく、書類・面接・小論文などを通じて受験生の資質や意欲を総合的に評価する方式です。青山学院大学の他学部でも同様に自己推薦入試が実施されており、たとえば青山学院大学文学部の自己推薦入試|対策と求める人物像や青山学院大学経済学部の自己推薦入試対策と求める人物像などでも、学部ごとの特色が説明されています。学部を横断して比較したい場合は青山学院大学の自己推薦対策|学部別出願要件と選考の特徴や青山学院大学の推薦・総合型選抜まとめ|学部別の入試方式と対策にまとめてありますので、あわせてご覧ください。総合型選抜という制度そのものの基本を確認したい方は総合型選抜の解説ページも役立ちます。
出願要件と選考の流れ(概要)
自己推薦入試の出願にあたっては、一般的に次のような要素が求められる傾向にあります。ただし評定平均の基準値や出願条件の細目は年度によって変わるため、必ず募集要項で確認してください。
| 項目 | 一般的な傾向 |
|---|---|
| 出願資格 | 現役生を対象とすることが多い、評定平均の基準が設けられる場合がある |
| 提出書類 | 志望理由書、活動報告書・調査書など |
| 選考方法 | 書類審査+面接(学科により小論文や口頭試問を伴う場合あり) |
| 評価の視点 | 学部・学科への理解と関心、学習意欲、表現力 |
選考の流れとしては、まず書類審査があり、通過者に対して面接(場合によっては小論文や口頭試問)が課される形が一般的です。学科によって配点や実施内容が異なる可能性があるため、志望学科の要項を必ず個別に確認しましょう。
教育人間科学部が求める人物像を書類にどう落とすか
アドミッションポリシーに書かれている抽象的な言葉を、自分の経験に置き換えて説明できるかが評価の分かれ目です。以下は学科別に書類で意識したい観点の一例です。
- 教育学科志望の場合:学校教育、幼児教育、生涯学習など、どの段階の「学び」に関心があるのかを具体化する。ボランティアや学習支援活動、教育に関する探究活動などの経験があれば、そこで得た気づきを書く。
- 心理学科志望の場合:人間の心理のどの側面(発達・臨床・社会など)に関心があるのかを明確にする。日常で感じた疑問や、関連する読書・講座受講などの経験を通じて、なぜ科学的に探究したいと思ったのかを説明する。
書類には次の3点が一貫して盛り込まれているかを確認してください。
- 教育・心理という対象への関心のきっかけ
- その関心を深めるために高校時代に取り組んだこと
- 教育人間科学部で学びたいことと、卒業後どう活かしたいか
活動実績が少ないと感じる場合でも、学内の授業や日常の気づきから丁寧に言語化することは可能です。実績の少なさに不安がある方は活動実績が少ない人の志望理由書の書き方や、評定に不安がある場合は評定・実績にビハインドがある状態から推薦入試で合格する人の準備プロセスも参考になります。
志望理由書対策のポイント
志望理由書では「なぜ教育人間科学部でなければならないのか」を具体的な学科名・カリキュラムに触れながら説明することが重要です。学部名だけでなく、教育学科・心理学科のどちらを志望するのか、その学科の科目やゼミにどう関心があるのかまで踏み込めると説得力が増します。
書き始める前に、次の順序で準備すると整理しやすくなります。
- 関心を持ったきっかけ(体験・出来事)を書き出す
- その関心をどう深めてきたか(活動・学習)を整理する
- 大学での学びと将来像を結びつける
文字数の調整に悩む場合は、目的別に志望理由書800字の構成法や志望理由書1000字の構成法なども参考にしてください。出願直前で時間が足りない場合は出願直前でも間に合う?志望理由書をオンライン添削で仕上げる短期集中の手順も役立ちます。
面接対策のポイント
面接では、志望理由書に書いた内容について深掘りする質問がされる傾向にあります。特に教育人間科学部では「なぜ教育・心理という対象に関心があるのか」「大学で学んだことを将来どう活かしたいか」といった質問に対して、自分の言葉で一貫して答えられるかが見られます。
面接対策で意識したい点は次の通りです。
- 志望理由書の内容を丸暗記するのではなく、要点を理解した上で自分の言葉で話せるようにする
- 教育・心理に関するニュースや社会的な話題について、自分なりの考えを持っておく
- 想定外の質問にも慌てず、考えながら答える練習をしておく
面接が苦手意識につながっている場合は面接が苦手な人のための逆転法や、基本から確認したい場合は面接対策の基本も参考になります。オンラインでの模擬面接の効果について知りたい方はオンライン模擬面接の効果もご覧ください。
準備スケジュールの一例
自己推薦入試の対策は、出願の直前だけでなく、早い段階からの積み重ねが重要です。以下は準備の一例です。
- 早期(高2〜高3春):教育・心理分野への関心を深める読書や活動、アドミッションポリシーの読み込み
- 出願2〜3ヶ月前:志望理由書の骨子作成、活動報告書の整理
- 出願1ヶ月前〜出願後:志望理由書の推敲・添削、面接練習の開始
部活動を引退してから受験対策に切り替える場合の進め方については部活引退後の受験切り替え術|3ヶ月立て直しスケジュールも参考にしてください。
よくある質問
教育学科と心理学科で自己推薦入試の内容は違いますか?
学科ごとに出願資格や選考内容の詳細が異なる場合があります。同じ「自己推薦入試」という名称でも、学科によって求める人物像の強調点や面接での質問内容に違いが出ることがあるため、志望する学科の募集要項を個別に確認することをおすすめします。
評定平均に自信がない場合、出願を諦めるべきですか?
評定平均の基準は年度によって設定が異なるため、まずは最新の募集要項で出願資格を確認してください。基準を満たしている場合は、評定以外の部分(志望理由書や面接での関心の深さ、学びへの意欲)で自分の強みをどう示すかを考えることが対策の中心になります。
独学で志望理由書や小論文を仕上げるのは難しいですか?
独学でも取り組むことは可能ですが、視点の偏りに気づきにくい、文章構成に迷いやすいといった課題が出やすい傾向があります。詳しくは独学の小論文対策が伸びにくい3つの理由と、オンライン添削の活用法でも解説していますので、参考にしてください。
まとめ
- 教育人間科学部の自己推薦入試では、教育・心理という対象への関心と、それを自分の言葉で語れる力が評価される
- 自己推薦入試は青山学院大学が実施する総合型選抜に位置づけられる方式で、学部・学科ごとに内容が異なる
- 志望理由書・面接ともに、関心のきっかけ・深めた経緯・将来像を一貫して語れるように準備することが重要
- 評定基準や出願期間、提出書類の詳細は年度で変わるため、必ず最新の募集要項で確認する
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この記事の監修者
エクシオアカデミー 教務部
監修責任者:代表講師 髙久大輝
総合型選抜・学校推薦型選抜の指導を担当する教務部が、公開前に内容を確認したうえで掲載しています。年度で変わる入試情報は断定を避け、必ず大学公式の募集要項の確認をご案内しています。