立教大学現代心理学部の自由選抜入試|対策と人物像

監修:エクシオアカデミー 教務部

立教大学現代心理学部の自由選抜入試は、学力試験の得点だけでなく、自由記述の書類と面接を通じて受験生の関心・思考力・表現力を総合的に見る、いわゆる総合型選抜にあたる立教大学独自の入試方式です。結論から言うと、対策の軸は「①学部・学科のアドミッションポリシーを正確に理解すること」「②自分の興味・経験を心理学科/映像身体学科のどちらの学びに接続できるかを言語化すること」「③自由記述と面接で一貫した人物像を示すこと」の3点に尽きます。本記事では、現代心理学部の学部構成から、書類・面接で見られるポイント、準備の進め方までを学科別に整理して解説します。なお、出願資格・提出書類の細目・日程・評定基準などは年度によって変更されるため、本記事の内容を踏まえたうえで、必ず立教大学の最新の入学者選抜要項をご確認ください。

立教大学「自由選抜入試」とは?総合型選抜との対応

自由選抜入試は、文部科学省が定義する総合型選抜(旧AO入試)の枠組みに対応する、立教大学が用いている正式な入試区分の名称です。文部科学省の大学入学者選抜実施要項では、総合型選抜は学力の3要素(知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)を、書類審査や面接、小論文、プレゼンテーションなど多面的な方法で評価する選抜と位置づけられています。立教大学では学部によって「自由選抜入試」のほか「自己推薦入試」など複数の名称・方式が併存しており、現代心理学部では自由選抜入試が総合型選抜に相当する入試として実施されています。

一般選抜との最大の違いは、共通テストや学部個別試験の得点で合否を決めるのではなく、自由記述形式の書類面接を中心に、受験生がどのような問題意識を持ち、どのように学び続けられる人かを見る点です。そのため対策の出発点は、まず学部・学科が公表しているアドミッションポリシーを正確に読み解くことにあります。読み解き方の基本はアドミッションポリシーの調べ方と読み解き方:出願校リストのつくり方で解説していますので、あわせて確認してください。また、総合型選抜そのものの仕組みを一から整理したい方は総合型選抜とは何かのページも参考になります。

現代心理学部が求める人物像とアドミッションポリシー

現代心理学部は心理学科映像身体学科の2学科で構成されており、「こころ」と「からだ」、そして人間の表現やコミュニケーションを科学的・実証的に探究する学部です。自由選抜入試においても、単に「心理学に興味がある」「映像制作が好き」という漠然とした志望動機ではなく、学科ごとの学問的なアプローチに沿った関心の示し方が求められます。

心理学科が求める人物像

心理学科は、実験・調査・統計といった実証的な方法論を用いて人間の心の働きを解明することを重視しています。求められるのは、感覚的・印象的な「心理学好き」ではなく、データや事象を客観的に観察し、根拠をもって考察しようとする姿勢です。書類や面接では、日常の出来事や部活動・探究活動の中で「なぜそうなるのか」を掘り下げて考えた経験、身近な人間関係や社会現象を心理学的な視点で捉え直した経験などを、具体的なエピソードとともに語れるようにしておくとよいでしょう。

映像身体学科が求める人物像

映像身体学科は、映像・身体表現・パフォーマンスなどを通じて人間の身体性やコミュニケーションのあり方を学際的に探究する学科です。単なる「作品づくりが好き」という関心にとどまらず、表現がどのように人に伝わり、どのような効果を持つのかを分析的に考える視点が重視されます。文化祭や部活動での映像制作・演劇・ダンスなどの経験がある場合は、作品そのものの完成度だけでなく、制作過程で何を考え、どのような課題にどう向き合ったかを説明できるようにしておくことが大切です。

学科重視される視点準備で意識したいこと
心理学科実証性・客観性・論理的思考データや事実に基づいた考察の経験を整理する
映像身体学科表現の分析・身体性・伝達の効果制作・表現活動の過程と課題意識を言語化する

いずれの学科も共通して、大学入学後の学びを見据えて「何を、なぜ学びたいのか」を自分の経験と結び付けて説明できることが評価の土台になります。両学科とも公表されているアドミッションポリシーの文言を一語一句確認し、自分の経験のどの部分がその文言と重なるのかを言語化しておくことが、書類・面接双方の土台になります。

出願書類(自由記述)で示すべきこと

自由選抜入試では、志望理由書やレポート課題など、自由記述形式の書類が選考の重要な柱になります。書類で見られているのは、文章のうまさそのものよりも、次のような点だと考えられます。

自由記述の書類は「何を書いてもよい」からこそ、書く内容のが定まっていないと散漫な印象になりがちです。まず自分の興味関心を一文で言語化し、そこから高校時代のエピソード、学部で学びたいこと、将来像へと筋道を通して構成する練習をおすすめします。書き上げた後は、独学だけで仕上げようとすると視点が偏りやすいため、第三者による添削を挟むことも有効です。出願直前になって書類が仕上がらず焦ってしまう受験生も多く、そうした場合の進め方は出願直前でも間に合う?志望理由書をオンライン添削で仕上げる短期集中の手順で紹介しています。

面接で問われること・対策のポイント

自由選抜入試の面接は、提出した書類の内容を踏まえて、受験生本人の言葉で考えを深掘りされる場です。想定しておきたい問いのタイプは以下の通りです。

面接で評価を落としやすいのは、書類に書いた内容と面接での発言に一貫性がないケースです。書類の内容を暗記するのではなく、「なぜそう考えたのか」を自分の言葉で説明できるように、模擬面接を通じて何度も言語化の練習を重ねることが大切です。想定問答を丸暗記するのではなく、想定外の質問にも自分の考えの軸から答えられるよう、繰り返し練習しておきましょう。

出願までの準備スケジュール

自由選抜入試は、出願前に十分な準備期間を確保できるかどうかが結果を左右します。一般的な準備の流れは次のようになります。

  1. 高3の夏前まで:現代心理学部・学科のアドミッションポリシーを読み込み、自分の関心との接点を整理する
  2. 夏休み:これまでの活動・経験を棚卸しし、志望理由書の骨子を作成する
  3. 秋(出願期前):自由記述の書類を複数回にわたり推敲し、面接想定問答を準備する
  4. 出願後〜面接まで:模擬面接を重ね、書類内容との一貫性を確認する

部活動や学校行事が忙しく、準備に着手できるのが秋以降になってしまう受験生も少なくありません。そうした場合の立て直し方は部活引退後の受験切り替え術|3ヶ月立て直しスケジュールで紹介していますので、開始時期が遅れて不安な方は参考にしてください。なお、出願要件や提出書類の細目、選考日程は年度によって変更されるため、必ず立教大学の公式サイトで最新の募集要項を確認したうえでスケジュールを組んでください。

よくある質問

自由選抜入試と学校推薦型選抜(指定校推薦など)はどう違いますか?

自由選抜入試は総合型選抜に区分される入試で、学校長の推薦を必要とせず、受験生本人が出願できる点が学校推薦型選抜と異なります。学校推薦型選抜との違いについては学校推薦型選抜と指定校推薦の違い|公募推薦との比較一覧で整理していますので、あわせてご確認ください。

英語外部検定のスコアは必要ですか?

学部・学科や年度によって求められる要件が異なるため、一律には言えません。現代心理学部の出願要件に英語外部検定のスコアが含まれるかどうか、含まれる場合の基準は、必ず立教大学の最新の募集要項で確認してください。

評定平均に自信がなくても出願できますか?

出願資格として評定平均の基準が設けられているかどうか、また具体的な数値は年度により異なるため、必ず募集要項で確認する必要があります。基準を満たしたうえでの対策の進め方は、本記事の準備スケジュールの章や関連記事も参考にしてください。

まとめ

無料受験相談のご案内

エクシオアカデミーは、総合型選抜・学校推薦型選抜専門の完全オンライン塾で、全国どこからでも受講いただけます。現代心理学部の自由選抜入試に向けて、アドミッションポリシーの読み解きから自由記述の書類作成、面接対策まで、一人ひとりの状況に合わせてサポートしています。志望校選びや準備の進め方に迷っている方は、無料受験相談を予約するからお気軽にご相談ください。

この記事の監修者

エクシオアカデミー 教務部

監修責任者:代表講師 髙久大輝

総合型選抜・学校推薦型選抜の指導を担当する教務部が、公開前に内容を確認したうえで掲載しています。年度で変わる入試情報は断定を避け、必ず大学公式の募集要項の確認をご案内しています。

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