武蔵の総合型は「原則併願可 × 学部で別の勝負」|4学部・113名——筆記6割の経済からポートフォリオの社会まで【2027年度】
武蔵大学の総合型選抜は、経済・人文・社会・国際教養の全4学部・計113名。要項は「他大学及び本学一般選抜との併願は可能です」と明記し、専願は「ゼミの武蔵」に直結する社会学部ゼミ力重視方式だけです。中身は学部でまったく違い、経済は筆記(国数の基礎込み・配点60%)の実力型、人文は語学スコア型と資格不要型の二本立て、社会はオンラインポートフォリオでも出願でき、国際教養は英語筆記+英語グループ面接。評定基準はどの方式にもありません。
エクシオの視点
「ゼミの武蔵」の総合型は、学部ごとに測るものを割り切っている
経済学部は配点を一次書類15%・筆記60%・面接25%と公表しています。筆記は国語・数学の基礎学力を含む総合問題80分で、2027年度から出題形式が変わる予定(サンプル問題を公式サイトで公開)。課外活動か商業系資格が出願の入口ですが、勝負はあくまで当日の筆記——「書類と面接の総合型」を想像していると足をすくわれます。しかも課外活動型で出しても商業資格があれば一次で加点される相互加点の設計です。
人文は英検CSE1990(級不合格でも可)などの語学スコア型に加え、学科適性理由書(ヨーロッパ)や課題レポート(日本・東アジア)で出せる資格不要ルートを併設。社会学部は専願のゼミ力重視方式と、動画・アプリ等のオンラインポートフォリオで勝負するメディア・クリエーション方式(併願可)の使い分け。国際教養は英語CBT筆記50%+英語グループ面接30%の英語実技型です。持ち札——筆記力・語学・制作物・英語運用——から学部を逆算してください。
併願ルール
- ◯ 原則併願可 — 「他大学及び本学一般選抜との併願は可能です」と要項に明記されています。
- ✕ 社会学部ゼミ力重視方式だけ専願 — 「専願制の入試のため、合格した場合は入学を確約できることが出願の条件です」。武蔵の総合型で唯一の専願です。
- ✕ 武蔵の入試制度間の併願は不可 — 総合型・帰国生・社会人・外国人・編入の各入試の中での併願はできません。経済学部は学科の志望順位制で、第二・第三志望の学科に配属されることがあります。
「他大学及び本学一般選抜との併願は可能です(社会学部ゼミ力重視方式は専願制です)」(総合型選抜入学試験 募集要項 2027年度入学者対象)
勝負所は4種類。筆記・語学・制作・英語実技
- タイプ 1:筆記実力型(経済) — 課外活動または商業系資格で出願→総合問題80分(国数基礎込み・配点60%)+面接。志望順位制で3学科を第三志望まで書ける。
- タイプ 2:語学・課題型(人文) — 英語英米=英検CSE1990等必須。ヨーロッパ=英独仏スコアまたは学科適性理由書、日本・東アジア=英韓中スコアまたは課題レポートの2ルート制。
- タイプ 3:ゼミ・制作型(社会)/英語実技型(国際教養) — 社会=専願のゼミ力重視方式か、オンラインポートフォリオのメディア・クリエーション方式(併願可)。国際教養=英語CBT筆記50%+英語グループ面接30%。
9月出願→10月決着のスピード入試
| 種別 | 時期 | 内容・対象 | 逆算の目安 |
|---|---|---|---|
| 出願 | 2026年9月1日〜10日 | 全学部の出願(消印有効。経済=一次出願料15,000円、他学部=検定料35,000円) | 語学スコアは2024年10月以降受検分。ポートフォリオ・課題レポートは夏に完成を |
| 試験 | 9月27日 | 一次選考(経済以外。国際教養GSは英語CBT筆記90分)。結果通知10月2日 | 経済は書類選考のみ(結果9月25日→二次出願料20,000円) |
| 試験 | 10月10日・11日 | 二次選考(経済=総合問題80分+個別面接〔10日または11日〕、他学部=面接・プレゼン等〔11日〕) | 経済はサンプル問題で新形式に慣れておく。国際教養は英語グループ面接 |
| 発表 | 11月2日〜13日 | 合格発表を経て第一次入学手続(入学金納付。合格発表日程は要項・合格通知で確認) | 不合格でも一般選抜(1月出願)へ切替できる日程 |
2027年度の変更点
- 経済学部の二次筆記試験:従来の出題形式 → 2027年度から出題形式を変更予定。サンプル問題が2026年8月頃に公式サイトで公開予定と要項に明記されています。必ず新形式で対策してください。
※経済学部の筆記は形式変更の年度です。過年度の過去問だけで対策しないでください。
学部別の方式ガイド
経済学部(経済・経営・金融)「総合型選抜(課外活動重視型/商業系資格重視型)」
注意:学科の志望順位制(第三志望まで記入可)=第二・第三志望の学科に配属される可能性がある
注意:筆記試験は2027年度から出題形式変更予定。サンプル問題が公式サイトで公開される
- 評定基準:数値基準なし(評定平均の数値基準なし(現役のみ))
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の出願要件はなし(課外活動実績または商業系資格が入口))
- 募集人員:計45名(経済15・経営15・金融15)
- 出願:一次出願2026年9月1日〜10日(出願料15,000円)・一次結果9月25日・二次出願料20,000円(〜10月2日)・二次試験10月10日または11日
- 選考:第1次=一次選考=書類審査(課外活動の「顕著な成績」または商業系資格+志望理由。もう一方の型の要件も持っていると加点)/第2次=二次選考=筆記試験(総合問題80分。国語・数学の基礎学力を評価する内容を含む)+個別面接(10月10日または11日)。評価比率=一次15%・筆記60%・面接25%
- 評価の核:課外活動型と商業系資格型の2つの入口があり、相互に加点し合う設計。合否の6割は二次の筆記(総合問題)=国数の基礎学力込みの実力型で、2027年度から出題形式変更予定(サンプル問題を公式サイトで公開)。学科は志望順位制(第三志望まで)で、二次の成績により配属が決まる。
エクシオの視点:配点の6割が筆記=「書類と面接の入試」ではありません。国数の基礎を固めてサンプル問題で形式に慣れることが対策の中心。課外活動と商業資格の両方を持つ人は加点の二重取りができます。
人文学部(英語英米文化・ヨーロッパ文化・日本・東アジア文化)「総合型選抜(語学力・文化理解力重視方式ほか)」
注意:ヨーロッパ文化はドイツ語・フランス語、日本・東アジア文化は韓国語・中国語の検定でも出願できる
- 評定基準:数値基準なし(評定平均の数値基準なし)
- 英語資格:英語英米=英検CSE1990/ケンブリッジ142/GTEC959/IELTS4.0/TEAP235等が必須。ヨーロッパ=英独仏いずれか、日本・東アジア=英韓中いずれか(学科適性重視方式・テーマ追究方式なら資格不要)(2024年10月以降受検分。英検は級不合格でもスコアで出願可)
- 募集人員:計24名(英語英米8・ヨーロッパ8・日本・東アジア8)
- 出願:出願2026年9月1日〜10日・一次選考9月27日・一次結果10月2日・二次選考10月11日(経済のみ一次書類→二次10月10日または11日)
- 選考:第1次=一次選考=書類+方式別の資格・課題(英語英米=英語スコア必須/ヨーロッパ=英独仏スコアまたは学科適性理由書/日本・東アジア=英韓中スコアまたは課題レポート)(一次選考日9月27日)/第2次=二次選考=面接等(10月11日)
- 評価の核:3学科×方式で入口が分かれる。英語英米は英検CSE1990(2級以上受検・不合格でも可)・IELTS4.0・TEAP235等の基準必須。ヨーロッパと日本・東アジアは「語学スコア型」と「資格不要型(学科適性理由書/課題レポート)」の2ルートがあり、語学の持ち札がなくても出願できる。
エクシオの視点:「英検は不合格でもCSE1990あれば出せる」という基準の読み方を知っているだけで出願可能性が広がります。独仏韓中の検定で出せるルートも、第二外国語をやってきた人の狙い目です。
社会学部(社会学・メディア社会・情報社会デザイン)「総合型選抜(ゼミ力重視方式/メディア・クリエーション方式)」
注意:メディア・クリエーション方式のポートフォリオはオンライン提出(動画・アプリ等の組み合わせ可)
- 評定基準:数値基準なし(評定平均の数値基準なし(「一定の学力を前提に」評価すると記載))
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の出願要件はなし)
- 募集人員:計27名(社会学12・メディア社会10・情報社会デザイン5)
- 出願:出願2026年9月1日〜10日・一次選考9月27日・一次結果10月2日・二次選考10月11日(経済のみ一次書類→二次10月10日または11日)
- 選考:第1次=一次選考=書類+方式別課題(メディア・クリエーション方式=ビジュアルコンテンツやアプリ開発等を組み合わせたオンラインポートフォリオ)(一次選考日9月27日)/第2次=二次選考=面接・プレゼンテーション(10月11日)
- 評価の核:武蔵の看板「ゼミの武蔵」に直結するゼミ力重視方式(全専攻)は、**武蔵で唯一の専願**(入学確約が出願条件)。メディア社会学科の2専攻にはオンラインポートフォリオ+本人プレゼンで選ぶメディア・クリエーション方式があり、制作の実績で勝負できる。
エクシオの視点:武蔵で唯一の専願がこのゼミ力重視方式=それだけ「ゼミの武蔵」への本気度を見る入試です。逆に映像・デザイン・開発の作品がある人は、併願可のメディア・クリエーション方式が使いやすい。
国際教養学部 国際教養学科(EMIR・BDS・グローバルスタディーズ)「総合型選抜(AO型)」
注意:EMIR・BDS専攻は志望順位制(第二志望まで)=第二志望の専攻に配属される可能性がある
- 評定基準:数値基準なし(評定平均の数値基準なし)
- 英語資格:英語資格・検定試験のスコア提出+当日の英語筆記(CBT)・英語面接で英語力を直接評価(専攻別の基準は要項参照。筆記50%+面接30%と当日の英語比重が大きい)
- 募集人員:計17名(EMIR5・BDS2・グローバルスタディーズ10。EMIR・BDSはIB-MYP型の募集人員を含む)
- 出願:出願2026年9月1日〜10日・一次選考9月27日・一次結果10月2日・二次選考10月11日(経済のみ一次書類→二次10月10日または11日)
- 選考:第1次=一次選考=書類+筆記試験(CBT方式90分:英語R/L/Wの小問+英語小論文)(9月27日)/第2次=二次選考=面接(主として英語・グループ方式)(10月11日)。評価比率=書類20%・筆記50%・面接30%
- 評価の核:グローバルスタディーズ専攻は筆記も面接も英語という英語漬けの設計(筆記50%)。経済・経営・国際関係(EMIR)とビジネスデータサイエンス(BDS)は志望順位制(第二志望まで)で、ロンドン大学とのパラレル・ディグリー等につながる少数精鋭枠。IB型(IB-DP/IB-MYP)は別要項。
エクシオの視点:スコア提出より「当日の英語」の配点が大きい実技型。英語小論文(CBT)とグループ英語面接という形式に合わせ、書く英語と話す英語を両方仕上げてから挑んでください。
よくある質問
武蔵大学の総合型選抜は専願ですか。併願できますか。
原則併願可です。「他大学及び本学一般選抜との併願は可能です」と要項に明記されています。専願は社会学部ゼミ力重視方式のみ(入学確約が出願条件)です。なお武蔵の総合型・帰国生・社会人等の入試制度間の併願はできません。
評定平均の基準はありますか。
ありません。全学部・全方式で評定の数値基準はありません。経済学部は課外活動の「顕著な成績」または商業系資格、人文学部は方式別の語学スコアや課題が入口になります。
英語の資格は必要ですか。
方式によります。英語英米文化=英検CSE1990(級不合格でも可)・IELTS4.0・TEAP235等が必須。ヨーロッパ文化と日本・東アジア文化は語学スコア型のほか資格不要の方式(学科適性重視・テーマ追究)があります。経済・社会に英語要件はありません。国際教養は当日の英語筆記・英語面接で直接評価します。
経済学部の筆記試験はどんな内容ですか。
総合問題80分で、国語・数学の基礎学力を評価する内容を含みます。配点は一次選考結果15%・筆記60%・面接25%で、筆記が合否の中心です。2027年度から出題形式の変更が予定されており、サンプル問題が公式サイトで公開されます。
経済学部の志望順位制とは何ですか。
出願時に経済・経営・金融の3学科を第三志望まで記入でき、二次選考の成績によって合格する学科が決まる仕組みです。第二・第三志望の学科に配属されることがあります(国際教養のEMIR・BDS専攻も第二志望までの志望順位制)。
検定料はいくらですか。
経済学部は一次選考出願料15,000円+(一次通過者のみ)二次選考出願料20,000円の二段階です。それ以外の学部は入学検定料35,000円の一括です。
掲載情報の出典と最終確認日
- 武蔵大学「総合型選抜入学試験 募集要項 2027年度入学者対象(経済学部・人文学部・社会学部・国際教養学部)」(2026年6月版・44ページ)
いずれも2026-08-26確認。募集人員・出願資格・日程は年度で変わります。出願の際は必ず大学公式の最新の募集要項をご確認ください。