専修の総合型は「4学部限定 × 方式選択制」|グローバル人材入試から課題図書型まで——入口を自分で選ぶ【2027年度】

専修大学の総合型選抜は、経済学部国際経済学科・経営学部・ネットワーク情報学部・国際コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科の4学部限定です。共通するのは「他大学・他学部との併願は認めるが、合格した場合は本学部に入学することが前提」という確約型の設計と、一次書類→二次面接等の二段階選考。そして方式選択制が個性で、国際経済は英語資格型・発想力型・探索力型の3方式、ネットワーク情報は探究学習・自己アピール・海外留学チャレンジの3型から、自分の持ち札に合う入口を選べます。

エクシオの視点

「どの入口から入るか」を選べる4学部。持ち札への当てはめが対策の起点

国際経済のグローバル人材入試は三択です。英検CSE2150(級の合否は不問。CSE1980+英語内申4.2の救済ルートあり)で出す英語資格型、課題解決の提案を小論文で示す発想力型、課題図書を掘り下げる探索力型——語学・発想・読解のどれで勝負するかを出願時に決めます。ネットワーク情報も探究学習の成果・課外活動や情報技術・英語力(80点換算相当)の3つの入口があり、「情報Ⅱの学習成果」や「学部ワークショップ参加」まで材料になります。

経営学部は資格設計が明快で、経営学科は評定4.0+簿記・英語・情報処理・数学・統計の5領域資格(日商簿記3級から)、しかも複数領域の資格は加点と明文化。ビジネスデザイン学科は評定3.8+プレゼン要旨1枚の提案型で既卒も出せます。異文化コミュニケーションは課題図書(2027年度は『やさしい日本語』)を読んで書き、当日は講義を受けてまた書く消化力勝負。4学部とも二次は10月中に終わる早期決着型です。

併願ルール

  • ✕ 確約型(合格=入学が前提) — 「他大学・他学部との併願は認めますが、本入学試験制度で合格した場合は、本学部に入学することを前提とします」と要項に明記されています。
  • ✕ 実施は4学部のみ — 法・文・人間科学・商にはこの総合型選抜はありません。専修を総合型で狙えるのは実施4学部だけです。
  • ◯ 方式・型の選択制 — 国際経済(3方式)とネットワーク情報(3型)は、語学・発想・探究・実績など自分の強みに合う入口を選んで出願できます。

「他大学・他学部との併願は認めますが、本入学試験制度で合格した場合は、本学部に入学することを前提とします」(2027年度 経営学部 総合型選抜入学試験要項)

入口は3タイプ。語学・資格・課題図書

  • タイプ 1:語学・方式選択型(国際経済・NW情報) — 国際経済=英語資格型(CSE2150または1980+内申4.2)/発想力型/探索力型。NW情報=探究学習/自己アピール/海外留学チャレンジ(80点換算)。持ち札で入口を選ぶ。
  • タイプ 2:資格・提案型(経営) — 経営学科=評定4.0+5領域資格(複数で加点)。ビジネスデザイン=評定3.8+プレゼン要旨1枚(既卒可)。
  • タイプ 3:課題図書型(異文化コミュニケーション) — 一次=課題図書の小論文、二次=当日講義を受けての小論文+面接(外国語応答あり得る)。2027年度課題図書=『やさしい日本語』。

9月出願→10月決着のスピード入試

種別時期内容・対象逆算の目安
出願2026年9月1日〜11日4学部共通のWEB出願(登録9/1 9:00〜9/11 17:00・書類郵送9/7〜11消印有効)課題小論文・プレゼン要旨・資格証明を夏のうちに完成させる
発表10月2日〜14日一次(書類)合格発表(異文化=10/2、国際経済・経営=10/9、NW情報=10/14)NW情報は一次合格者に記述式総合問題のサンプルが届く
試験10月10日〜31日二次試験(異文化=10/10〔講義→小論文+面接〕、国際経済・経営=10/17、NW情報=10/31〔面接+記述式総合問題〕)確約型なので「受かったら行く」前提の最終確認を
発表11月2日〜20日合格発表を経て入学手続(国際経済・経営=11/2〜9、NW情報=11/13〜20)不合格でも一般選抜(1月出願)へ切替できる日程

学部別の方式ガイド

経済学部 国際経済学科「総合型選抜「グローバル人材入試」」

注意:既卒は令和8年4月以降卒業(1浪)まで出願可

  • 評定基準:数値基準なし(全体の評定基準なし(英語資格型のCSE1980ルートのみ英語の学習成績4.2以上が必要))
  • 英語資格:英語資格型のみ:英検CSE2150以上(合否不問)、またはCSE1980以上2150未満+英語の評定4.2以上(TOEFL等の基準もあり)。発想力型・探索力型は不要(方式で要否が分かれる)
  • 募集人員:20名
  • 出願:WEB出願2026年9月1日〜11日(書類9月7日〜11日)・一次発表10月9日・二次10月17日・入学手続11月2日〜9日
  • 選考:第1次=一次=書類選考(方式別の課題小論文+志望理由書等)/第2次=二次=面接等(10月17日)
  • 評価の核:英語資格型・発想力型・探索力型の3方式から自分の資質に合うものを選んで出願する設計。英語資格型は英検CSE2150以上(級の合否不問)、またはCSE1980以上+英語の評定4.2の二段構え基準。発想力型は課題への提案・解決策の小論文、探索力型は課題図書を読んで設問に答える小論文。既卒は1浪まで。

エクシオの視点:「英検2級に落ちてもCSE2150あれば出せる」「CSE1980でも英語の内申4.2で救済」という基準の読み方が入口を広げます。英語がなければ発想力型・探索力型で小論文勝負に切り替えられる三択設計です。

経営学部(経営・ビジネスデザイン)「総合型選抜」

注意:経営学科の資格は「複数領域で加点」=簿記+情報処理などの組み合わせが明文で有利

  • 評定基準:4(経営学科=4.0以上(現役のみ)。ビジネスデザイン学科=3.8以上(既卒可))
  • 英語資格:経営学科は5領域(簿記・英語・情報処理・数学・統計)のいずれかの資格が必要(日商簿記3級以上・全商簿記1級等)。英語はその一領域(複数領域の資格を持つと加点される)
  • 募集人員:計25名(経営15・ビジネスデザイン10)
  • 出願:WEB出願2026年9月1日〜11日・一次発表10月9日・二次10月17日・入学手続11月2日〜9日
  • 選考:第1次=一次=書類選考(経営=評定+資格の証明/ビジネスデザイン=プレゼンテーション要旨A4・1枚を提出)/第2次=二次=面接等(ビジネスデザインはプレゼンテーションを含む)(10月17日)
  • 評価の核:経営学科は評定4.0+5領域(簿記・英語・情報処理・数学・統計)の資格を難易度に応じて評価し、複数領域の資格は加点する明文設計。ビジネスデザイン学科は評定3.8+出願時にプレゼン要旨を提出する提案型で、既卒も出願できる。

エクシオの視点:日商簿記3級から出願ラインに乗る、資格のハードルが低めの経済系総合型。加点狙いで2領域目(ITパスポートや数検)を夏に足すのが定石です。

ネットワーク情報学部「総合型選抜」

注意:学部主催ワークショップへの参加も自己アピール型の材料になると明記

  • 評定基準:数値基準なし(評定の数値基準なし(探究学習アピール型は調査書の学習成績で評価))
  • 英語資格:海外留学チャレンジ型のみ英語外部試験80点換算相当が必要。他の2型は不要(型で要否が分かれる)
  • 募集人員:10名
  • 出願:WEB出願2026年9月1日〜11日・一次発表10月14日・二次10月31日・入学手続11月13日〜20日
  • 選考:第1次=一次=書類選考(3型のいずれかで出願:探究学習アピール型/自己アピール型/海外留学チャレンジ型)/第2次=二次=面接20〜30分+記述式総合問題(一次合格者にサンプル問題を送付。解答内容に関する面接を実施することがある)(10月31日)
  • 評価の核:探究学習・情報Ⅱの成果(探究学習アピール型)、課外活動や情報技術の知識技能(自己アピール型)、英語外部試験80点換算相当の英語力(海外留学チャレンジ型)の3つの入口を用意。既卒・高認・留学経験者・社会人にも「広く門戸を開く」と要項が明記する開かれた設計。

エクシオの視点:「情報Ⅱの学習成果」や「学部ワークショップ参加」まで出願材料になる、情報系志望の高校生に開かれた入口。二次の記述式総合問題はサンプルが送られてくるので、届いたら最優先で形式に慣れましょう。

国際コミュニケーション学部 異文化コミュニケーション学科「総合型選抜」

注意:課題図書は年度で変わる(2027年度は『やさしい日本語』)。講義の際の持ち込みは紙媒体の書籍のみ

  • 評定基準:数値基準なし(評定の数値基準なし)
  • 英語資格:数値基準なし(英語資格の出願要件はなし(面接で得意な外国語の応答が入ることはある))
  • 募集人員:要項の募集人員欄で確認
  • 出願:WEB出願2026年9月1日〜11日・一次発表10月2日・二次10月10日
  • 選考:第1次=一次=書類選考(エントリーシート+課題図書にもとづく課題小論文。2027年度課題図書=庵功雄『やさしい日本語──多文化共生社会へ』岩波新書)/第2次=二次=課題図書に基づく講義を受講したうえでの小論文+面接(得意とする外国語での応答が入ることもある)(10月10日)
  • 評価の核:課題図書を読んで書く(一次)→その図書の講義を当日受けてまた書く(二次)という、1冊の本を深く消化する力を測る設計。面接では課題図書・講義・エントリーシートを素材に質疑が行われ、外国語での応答が入る場合もある。

エクシオの視点:東京女子の「講義理解型」に似た当日消化型ですが、こちらは課題図書が事前公表されるぶん準備できます。『やさしい日本語』を章ごとに要約→自分の意見をノート化してから挑んでください。

よくある質問

専修大学の総合型選抜は専願ですか。併願できますか。

確約型です。「他大学・他学部との併願は認めるが、本入学試験制度で合格した場合は本学部に入学することを前提とする」と要項に明記されています。受験自体は自由ですが、合格したら入学する前提で出願してください。

どの学部で実施していますか。

経済学部国際経済学科・経営学部(経営/ビジネスデザイン)・ネットワーク情報学部・国際コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科の4学部です。法・文・人間科学・商にはこの方式はありません。

評定平均はどのくらい必要ですか。

経営学科=4.0以上(現役のみ)、ビジネスデザイン学科=3.8以上(既卒可)。国際経済・ネットワーク情報・異文化コミュニケーションには全体の評定基準がありません(国際経済の英語資格型でCSE1980ルートを使う場合のみ英語の評定4.2が必要)。

英語の資格は必要ですか。

方式によります。国際経済の英語資格型は英検CSE2150以上(級の合否不問。CSE1980+英語評定4.2でも可)。ネットワーク情報の海外留学チャレンジ型は英語外部試験80点換算相当。それ以外の方式・学部では必須ではありません。

経営学科の「5領域の資格」とは何ですか。

簿記・英語・情報処理・数学・統計の5領域で、日商簿記3級以上・全商簿記実務検定1級・全経上級などが対象です。資格の難易度に応じて評価され、複数領域の資格を持っていると加点されます。

課題図書はありますか。

異文化コミュニケーション学科にあります。2027年度は庵功雄『やさしい日本語──多文化共生社会へ』(岩波新書)で、一次の課題小論文と二次の講義・小論文・面接すべてがこの本を軸に進みます。課題図書は年度で変わります。

掲載情報の出典と最終確認日

  • 専修大学「2027(令和9)年度 総合型選抜入学試験要項」(経済学部国際経済学科/経営学部/ネットワーク情報学部/国際コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科)

いずれも2026-08-26確認。募集人員・出願資格・日程は年度で変わります。出願の際は必ず大学公式の最新の募集要項をご確認ください。