東洋の総合型は「専願系と併願可の二本立て」|AO型・自己推薦×基礎学力テスト型——公式の再挑戦ルートを持つ設計【2027年度】
東洋大学の総合型・学校推薦型は、要項が2冊に分かれています。1冊は「公募制・専願のみ」と表紙に書かれたAO型推薦・自己推薦・学校推薦・「独立自活」支援推薦の一括要項。もう1冊は「併願可能」と書かれた基礎学力テスト型入試です。専願系は学科の学びに直結した課題で選ぶ入試、基礎学力テスト型は国数英の学力試験で学部横断併願までできる入試——性格が正反対の2系統を持ち、しかも10月の専願で不合格なら11月29日の基礎学力テスト型で再挑戦できる公式ルートがあります。
エクシオの視点
「専願で学科に挑む」か「学力で併願する」か——2系統の使い分けが東洋攻略の全て
専願系は学科ごとの個性が強い入試です。哲学科は小論文型とディベート型から選べ、東洋思想文化学科には漢文型があり、情報連携学部(INIAD)はMOOCs受講を前提にした型を年2回実施。国際観光35名・国際地域の2方式各25名など募集も大きい。ただし表紙に「専願のみ」とある通り、合格したら入学が前提です。
対して基礎学力テスト型は、評定不問・活動実績不要・大学入学資格だけで出願でき、11月29日の国数英(学科指定科目)で決まります。学部の枠を越えた学内併願が公式に認められ、英検CSE2150なら英語90点換算のスコア利用も可能。そして最大のポイントが両系統の接続です:10月18日実施の専願入試で不合格だった場合のみ、基礎学力テスト型への出願が認められます。第一志望学科へのAO型と、保険としての基礎学力テスト型を最初からセットで設計するのが東洋の定石です。
併願ルール
- ✕ AO型・自己推薦・独立自活は専願 — 要項の表紙に「専願のみ」と明記されています。独立自活支援推薦は「合格した場合、必ず入学することを確約できる者」が出願資格です。
- ◯ 基礎学力テスト型は併願可(学内併願も自由) — 「併願可能」と要項に明記。学部の枠を越えて複数学部・学科・方式を1回の試験で併願できます。
- ✕ 2系統の相互ルールに注意 — 専願入試に出願すると基礎学力テスト型は受験できません(例外:10月18日実施分の不合格者のみ出願可)。逆に基礎学力テスト型を受験すると、以後の専願入試には出願できません。
「10月18日実施の入学試験にて不合格だった場合のみ出願および受験が可能です」(2027年度 基礎学力テスト型入試 入学試験要項・出願資格 注記)
4方式は3タイプ。学科密着型・支援型・学力型
- タイプ 1:学科密着型(AO型・自己推薦) — 哲のディベート型・東洋思想文化の漢文型・INIADのMOOCs型・栄養科の文系/理系型など、学科の学びそのものを課題にした専願入試。募集の大きい学科(国際観光35名等)も多い。
- タイプ 2:支援型(独立自活支援推薦) — 評定4.3+学校長推薦で、検定料免除・学費半額給付・寮・学内就労のセット。課題レポート+プレゼン+面接で、オンライン受験も可能。
- タイプ 3:学力型(基礎学力テスト型) — 評定不問・併願自由。11月29日の国数英(学科指定)+小論文課題登録で、学部横断の学内併願と英語外部試験利用ができる。
9月出願の専願系から、11月29日の基礎学力テスト型まで
| 種別 | 時期 | 内容・対象 | 逆算の目安 |
|---|---|---|---|
| 出願 | 2026年9月7日〜10日 | 専願系(AO型・自己推薦等)10月実施回の出願 | 情報連携・経済〔数学〕は出願前にオンライン事前適性審査が必須 |
| 試験 | 10月18日 | 専願系の試験(10月実施回)。発表11月2日 | 不合格なら基礎学力テスト型(出願10月29日〜11月4日)へ |
| 試験 | 11月22日 | 「独立自活」支援推薦の試験(オンライン受験可)/専願系11月実施回 | 独立自活は出願11月2日〜5日・課題レポート提出 |
| 試験 | 11月29日 | 基礎学力テスト型の試験(国語または数学+英語)。発表12月14日 | 小論文課題のWeb登録が出願の必須要素。英語外部試験利用は申請制 |
| 試験 | 12月13日 | 専願系12月実施回(グローバル・イノベーション2回目・INIAD特別スカラシップ型等) | 年内最後の総合型の機会 |
学部別の方式ガイド
各学部(文・経済・国際・国際観光・情報連携・福祉社会デザイン・健康スポーツ科・理工・総合情報・環境イノベーション・生命科 ほか)「AO型推薦入試(公募制・専願)」
注意:情報連携学部の全入試と経済学部〔数学〕は、出願前にオンラインの「事前適性審査」で学部基準を満たすことが必要
注意:同一学科でも実施回により募集・時期が違う(グローバル・イノベーション1回目/2回目など)
- 評定基準:評定基準は学科により異なる(要項の学科別ページで確認)
- 英語資格:英語資格の要否は学科により異なる(要項の学科別ページで確認)
- 募集人員:学科別(例:国際観光35・国際地域 各25・INIAD MOOCs型 各回12・建築10・環境イノベーション10)
- 出願:10月実施回=出願2026年9月7日〜10日・試験10月18日・発表11月2日。11月実施回=試験11月22日、12月実施回=試験12月13日
- 選考:第1次=書類審査(学科別。情報連携学部と経済学部〔数学〕は出願前にオンラインの事前適性審査が必須)/第2次=学科別の試験(10月18日中心。回により11月22日・12月13日実施もあり)
- 評価の核:勉学への明確な目的意識を評価する学科別の専願入試。国際観光35名・国際地域(ジャンル・セレクト/Web体験授業型 各25名)・建築10名など募集の大きい学科が多く、グローバル・イノベーションやINIAD MOOCs型は年2回実施される。学科ごとに要項の性格が全く違う。
エクシオの視点:専願で挑んで外れても、10月18日実施分なら併願可の基礎学力テスト型(11月29日)で公式に再挑戦できるのが東洋の使いどころ。第一志望学科のAO型→基礎学力テスト型の2段構えを最初から設計しておきましょう。
各学部(文・経済・社会・福祉社会デザイン・健康スポーツ科・総合情報・食環境科・環境イノベーション・生命科 ほか。第2部・イブニングコースでも実施)「自己推薦入試(公募制・専願)」
注意:社会学部第1部社会学科のみ2段階選考で、各選考の出願時にそれぞれ検定料を納入する
- 評定基準:評定基準は学科により異なる(要項の学科別ページで確認)
- 英語資格:英語資格の要否は学科により異なる
- 募集人員:学科別(例:哲〔小論文型5・ディベート型5〕・社会福祉15・子ども支援15・人間環境デザイン15・健康スポーツ科19・栄養科〔文系型12・理系型12〕)
- 出願:10月実施回=出願2026年9月7日〜10日・試験10月18日・発表11月2日(社会学科の2段階選考は第二次11月22日。選考ごとに検定料35,000円)
- 選考:第1次=書類審査(学科別)/第2次=学科別の試験(哲学科=小論文型/ディベート型、東洋思想文化=小論文型/漢文型など。社会学部第1部社会学科は第一次10月18日→第二次11月22日の2段階選考)
- 評価の核:哲学科のディベート型・東洋思想文化学科の漢文型など、学科の学びに直結した型を選んで出願する設計。福祉社会デザイン(社会福祉15・子ども支援15・人間環境デザイン15)や健康スポーツ科19名など募集の大きい学科もある。夜間(第2部・イブニングコース)でも実施される。
エクシオの視点:「小論文型かディベート型か」のように、同じ学科でも自分の得意な型を選べるのが特徴。型の選択=対策の中身なので、過去問レベルで型の中身を確認してから決めましょう。
対象学科(白山キャンパス)「「独立自活」支援推薦入試(学校推薦型・専願)」
注意:入学検定料は免除
注意:奨学金(授業料・一般施設設備資金の半額相当)は毎年度継続審査あり
- 評定基準:4.3(最終学年1学期末(2学期制は前期末)まで。現役のみ)
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の出願要件はなし)
- 募集人員:対象学科別(要項で確認)
- 出願:出願2026年11月2日〜5日・試験11月22日・発表12月1日・手続12月11日
- 選考:第1次=書類審査(学校長推薦・課題レポートを出願時に提出)/第2次=プレゼンテーション+質疑応答+面接(11月22日。Web会議システムによるオンライン受験可=遠隔地から自宅受験できる)
- 評価の核:「学ぶ意欲のある人が一人でも多く学べるように」という東洋独自の支援型推薦。①在学中に白山キャンパスの大学事務局等で就労 ②入学検定料免除 ③授業料・一般施設設備資金の半額相当を奨学金給付(毎年度継続審査)④希望者は提携学生寮(1日2食付)に入居可——という支援セットが前提。勉学と経済的自立の両立意欲を評価する。
エクシオの視点:学費半額給付+検定料免除+寮+学内就労という、経済的事情を抱える受験生への本気の支援制度。評定4.3の壁は高いものの、オンライン受験可なので地方からでも挑戦コストがほぼゼロです。
全学部横断(学科・方式別に受験科目を指定)「基礎学力テスト型入試(公募制・併願可)」
注意:小論文課題の登録が出願の必須要素(Web登録制)
注意:2027年度から一部出題形式・利用可能試験が変わる場合がある(要項の注記)
- 評定基準:数値基準なし(評定基準なし(大学入学資格のみで出願可))
- 英語資格:数値基準なし(英語資格は不要。任意の英語外部試験利用制度あり(英検CSE2150=90点・1980=80点換算、GTEC1050/960、TEAP253/225、IELTS5.5/5.0。2024年12月以降受験分。当日の英語と高得点採用))
- 募集人員:学科・方式別(学部・学科別入試一覧で確認)
- 出願:出願2026年10月29日〜11月4日・試験11月29日・発表12月14日・第1次手続12月18日(第2次手続2027年2月26日)
- 選考:第1次=出願時に小論文課題をWeb登録(登録しないと出願を完了できない)/第2次=基礎学力テスト(11月29日。1時限=国語または数学〔数Ⅰ・Ⅱ・A・B・C〕、2時限=英語。学科指定の科目を受験)
- 評価の核:総合型でありながら「学力で測る・併願できる」東洋の看板方式。学部の枠を越えて複数学部・学科・方式を1回の試験で併願でき、英語外部試験利用制度(英検CSE2150=90点換算・1980=80点換算等。当日の英語と高得点採用)もある。大学入学資格のみで出願可=評定・活動実績は不要。
エクシオの視点:「評定不問・活動実績不要・併願自由・学内併願も自由」という、総合型の中で最も一般選抜に近い設計。英検CSE2150を持っていれば英語90点換算でスタートでき、国数の対策に集中できます。
よくある質問
東洋大学の総合型選抜は専願ですか。併願できますか。
方式によります。AO型推薦・自己推薦・「独立自活」支援推薦は専願(要項表紙に「専願のみ」と明記)。基礎学力テスト型入試は併願可能で、学内でも学部の枠を越えて複数学科・方式を併願できます。
専願で不合格になったら、もう東洋は受けられませんか。
受けられます。10月18日実施の専願入試(AO型・自己推薦等)で不合格だった場合に限り、併願可の基礎学力テスト型入試(11月29日)への出願が公式に認められています。
評定平均の基準はありますか。
方式・学科によります。基礎学力テスト型は評定不問(大学入学資格のみ)。「独立自活」支援推薦は全体4.3以上。AO型・自己推薦は学科ごとに異なるため、志望学科の要項ページで確認してください。
「独立自活」支援推薦とはどんな制度ですか。
学校長推薦の専願入試で、合格すると①在学中に白山キャンパスの大学事務局等で就労②入学検定料免除③授業料・一般施設設備資金の半額相当の奨学金給付(毎年度継続審査)④希望者は提携学生寮(1日2食付)に入居可という支援を前提に学べます。課題レポート+プレゼン+面接で、Web会議システムによるオンライン受験もできます。
英語の資格は使えますか。
基礎学力テスト型で英語外部試験利用制度があります。英検CSE2150=90点換算・CSE1980=80点換算、GTEC1050/960、TEAP253/225、IELTS5.5/5.0(2024年12月以降受験分)。申請しても当日の英語を受験でき、高得点の方が採用されます。
出願前に必要な手続きはありますか。
情報連携学部(INIAD)の全入試と経済学部の自己推薦〔数学〕は、出願前にオンラインの「事前適性審査」を受けて学部基準を満たす必要があります。基礎学力テスト型は出願時の小論文課題Web登録が必須です。
掲載情報の出典と最終確認日
- 東洋大学「2027年度 総合型選抜・学校推薦型選抜(公募制・専願)入学試験要項」(148ページ)
- 東洋大学「2027年度 総合型選抜 基礎学力テスト型入試(併願可能)入学試験要項」(48ページ)
いずれも2026-08-26確認。募集人員・出願資格・日程は年度で変わります。出願の際は必ず大学公式の最新の募集要項をご確認ください。