立教大学経済学部 自由選抜入試の対策と求める人物像
監修:エクシオアカデミー 教務部
立教大学経済学部を第一志望に考えている場合、自由選抜入試では「経済学部が公表している求める人物像に対して、自由記述の書類と面接で何を示せるか」が合否を左右します。結論から言うと、対策の軸は①アドミッションポリシーの理解、②自由記述で経済への関心と課題発見力を具体的に言語化すること、③面接で志望理由と経済的な思考の芽を一貫させて話せるようにすることの3点です。本記事では、この3点を学部の視点から掘り下げて解説します。
立教大学の自由選抜入試とは?総合型選抜との対応
自由選抜入試は、立教大学が実施している総合型選抜に相当する入試方式の正式名称です。一般名詞としての「総合型選抜」は、文部科学省が定める枠組みに基づき、学力試験だけでなく志望理由書や活動実績、面接などを通じて多面的に受験生を評価する選抜方法を指します。立教大学ではこの枠組みに沿いつつ、大学独自の呼称として「自由選抜入試」という名前を用いています。
出願時期や選考日程、出願要件は総合型選抜に関する共通ルールに沿って設定されていますが、年度によって細部が変わることがあります。出願資格・提出書類・選考スケジュールなどの詳細は、必ず立教大学の公式の募集要項で最新情報を確認してください。総合型選抜そのものの仕組みを基礎から確認したい方は、総合型選抜とは何かの解説ページもあわせてご覧ください。
経済学部が求める人物像(アドミッションポリシー)
立教大学経済学部は、経済社会の仕組みを理解し、データや理論を用いて課題を分析する力、そしてグローバルな視野を持って社会に貢献する姿勢を重視していると公表しています。自由選抜入試の書類・面接では、こうしたアドミッションポリシーに沿った資質を、具体的なエピソードや思考の過程を通じて示すことが求められます。
| アドミッションポリシーの要素 | 書類・面接で示すべきこと |
|---|---|
| 経済社会への関心・問題意識 | なぜその経済現象や社会課題に関心を持ったのか、きっかけとなった経験 |
| データや理論を用いた分析力 | 数字や資料をもとに自分なりに考察した経験、探究活動の内容 |
| グローバルな視野 | 海外の経済動向や国際比較への関心、異文化との関わり |
| 主体的に学ぶ姿勢 | 高校での学びを大学でどう発展させたいか、学部の授業やゼミへの具体的な関心 |
アドミッションポリシーを正しく読み解くことは、書類・面接対策の出発点です。読み解き方に不安がある方は、アドミッションポリシーの調べ方と読み解き方も参考にしてください。
出願書類(自由記述)で見られるポイント
自由選抜入試の出願書類では、決まったフォーマットの志望理由書に加えて、自由記述の形式でテーマや分量が比較的柔軟に設定されることがあります。何を書くかは年度によって変わるため詳細は募集要項の確認が前提ですが、一般的に以下のような観点が評価されやすいと考えられます。
- なぜ数ある大学・学部の中で立教大学経済学部を志望するのか、学びの内容と結びつけて説明できているか
- 経済学的なものの見方(需要と供給、コスト、政策の効果など)に関心を持ったきっかけが具体的か
- 高校までの探究活動や部活動、課外活動での学びを、大学での学びにどうつなげたいか筋道立てて書けているか
- 数値やデータへの言及がある場合、それをどう解釈し、自分の考察に落とし込んでいるか
自由記述は「思ったことをそのまま書く」形式ではなく、問いと根拠と結論の構造を意識して仕上げることが大切です。書き方に迷う場合は、独学だけで進めると論理の飛躍に気づきにくいこともあるため、独学の小論文対策が伸びにくい理由とオンライン添削の活用法も参考になります。
面接対策:質問傾向と準備の進め方
面接では、提出した自由記述の内容を踏まえて、志望理由や経済への関心の深さを口頭で確認されることが多いと考えられます。準備の際は、以下のような流れで進めると整理しやすくなります。
| 準備段階 | 取り組む内容 |
|---|---|
| 第1段階 | 自由記述の内容を自分の言葉で説明できるよう要点を整理する |
| 第2段階 | 想定質問(志望理由・経済時事・学びたい内容)への回答を書き出す |
| 第3段階 | 模擬面接を通じて、話す速度や説得力、想定外の質問への対応力を確認する |
面接で特に意識したいのは、なぜ立教大学の経済学部でなければならないのかを、他大学の経済系学部との違いも含めて説明できるようにしておくことです。あわせて、日頃から経済ニュースに触れ、自分なりの意見を持つ習慣をつけておくと、当日の質疑にも落ち着いて対応しやすくなります。面接全般の基本的な進め方を確認したい場合は、面接対策の基礎を扱った記事もあわせて確認するとよいでしょう。
経済学部内の学科ごとの視点の違い
立教大学経済学部には複数の学科が設置されており、学科によって重視される学びの方向性が異なる場合があります。自由選抜入試の出願にあたっては、志望する学科が何を重視しているのかを踏まえて書類・面接の内容を調整することが望まれます。ただし、学科ごとの具体的な選考要件や評価の重点は年度によって変わる可能性があるため、学科別の詳細は立教大学の公式の募集要項で必ず確認してください。
同じ立教大学の経営系の入試対策を確認しておくと、学部による求める人物像の違いを比較でき、自分の志望理由をより明確にできます。立教大学経営学部の自由選抜入試もあわせてご覧ください。
出願までの準備スケジュール
自由選抜入試は、出願直前に慌てて準備を始めると、書類の完成度も面接の受け答えも中途半端になりがちです。余裕を持って次のような順番で進めることをおすすめします。
- 経済学部のアドミッションポリシーを読み込み、自分の興味・経験との接点を洗い出す
- 自由記述のテーマに沿って構成案を作り、複数回書き直しながら精度を上げる
- 書類の内容をもとに想定質問リストを作成し、模擬面接で受け答えを磨く
- 経済時事や志望学部の授業内容など、当日質問されそうな知識を継続的にインプットする
立教大学の総合型選抜全体の流れを先に確認したい方は、立教大学の学校推薦型・総合型選抜ガイドもあわせて読んでおくと、他学部との違いも含めて全体像がつかみやすくなります。
よくある質問
自由選抜入試と一般選抜、どちらの対策を優先すべきですか?
第一志望が立教大学経済学部であれば、自由選抜入試の出願準備を優先しつつ、並行して一般選抜対策も継続することをおすすめします。自由選抜入試は書類・面接の準備に一定の時間がかかるため、早めに着手し、万一の結果に備えて学力試験対策も並行しておくと安心です。
評定平均に自信がなくても出願できますか?
出願資格の具体的な評定基準は年度によって設定が異なるため、まずは立教大学の公式の募集要項で出願条件を確認してください。評定にビハインドがある場合の準備の考え方については、評定・実績にビハインドがある状態から推薦入試で合格する人の準備プロセスも参考になります。
自由記述の文字数や形式はどう決まっていますか?
自由記述のテーマや分量、形式は年度によって変わる可能性があります。募集要項の発表を待ってから具体的な構成を組み立てるのが安全ですが、経済学部への関心を言語化する練習自体は早めに始めておくことができます。
まとめ
- 立教大学の自由選抜入試は総合型選抜に相当する立教大学独自の名称の入試方式
- 経済学部のアドミッションポリシーを踏まえ、経済社会への関心と分析的な思考を書類・面接で示すことが重要
- 自由記述は「問い・根拠・結論」の構造を意識して仕上げる
- 面接では自由記述の内容を自分の言葉で説明できるよう準備し、経済時事への関心も日頃から養う
- 出願要件・日程・評定基準などの詳細は必ず立教大学の公式の募集要項で確認する
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この記事の監修者
エクシオアカデミー 教務部
監修責任者:代表講師 髙久大輝
総合型選抜・学校推薦型選抜の指導を担当する教務部が、公開前に内容を確認したうえで掲載しています。年度で変わる入試情報は断定を避け、必ず大学公式の募集要項の確認をご案内しています。