立教大学経営学部の自由選抜入試2027|小論文が要る区分・要らない区分
監修:エクシオアカデミー 教務部
立教大学経営学部の自由選抜入試で、対策量を最も左右するのは「自分の出願区分に小論文があるかどうか」です。同じ経営学部でも、区分によって第2次選考の中身が変わります。
小論文が課されるのは、方式A資格Ⅲと方式Bだけです。方式A資格Ⅰ・資格Ⅱは面接のみで、当日は10時30分から始まります。ここを取り違えると、要らない小論文対策に何ヶ月も費やすか、逆に必要な対策を丸ごと落とすことになります。
本記事は立教大学「2027年度 自由選抜入試」入学試験要項(全139ページ)をもとに作成しています。出願資格の詳細(資格Ⅰ〜Ⅲの区分要件など)や提出書類は必ず立教大学 入学センターの公式要項でご確認ください。
区分ごとの募集人員と第2次選考
| 出願区分 | 対象学科 | 募集人員 | 第2次選考(2026年11月14日 土) |
|---|---|---|---|
| 方式A 資格Ⅰ | 経営学科 | 10名程度 | 面接 10:30〜(小論文なし) |
| 方式A 資格Ⅱ | 経営学科・国際経営学科 | 10名程度 | 面接 10:30〜(小論文なし) |
| 方式A 資格Ⅲ | 経営学科・国際経営学科 | 20名程度 | 小論文 10:00〜11:30 + 面接 13:00〜 |
| 方式B | 経営学科・国際経営学科 | 若干名 | 小論文 10:00〜11:30 + 面接 13:00〜 |
※ 募集人員は目安で、出願状況および選考結果によっては合格者数が募集人員を下回ることがあります。
区分の分かれ方を見ると、資格Ⅰだけが経営学科のみを対象としている点も見落とせません。国際経営学科を志望する場合、選べる区分は資格Ⅱ・資格Ⅲ・方式Bに限られます。
そして募集人員に注目すると、小論文が課される資格Ⅲが20名程度と最も多い枠です。小論文を避けたいという理由だけで資格Ⅰ・Ⅱを狙うと、そもそも枠が小さいところで戦うことになります。区分は英語資格などの要件で決まるため、自分がどこに該当するかを要項で先に確認してください。
小論文は「知識を書く」試験ではない
経営学部の小論文(方式A資格Ⅲ・方式B)について、要項は評価の観点をこう説明しています。
論文作成のための素材や枠がある程度与えられ、独創的発想・問題理解力・論理的構成力・文章表現力・知的素養などを評価します。
「素材や枠がある程度与えられる」という記述が重要です。真っ白な状態からテーマを立てる形式ではなく、提示された材料をどう扱うかが問われます。したがって、経営学の用語を暗記して臨むタイプの対策は的を外します。
評価項目の先頭に独創的発想が置かれている点も、この学部らしさが出ています。与えられた素材から誰でも思いつく整理をして終わるのではなく、そこに自分の切り口を足せるかどうか。90分という時間の中で、論理の筋を通しながら独自性を出す訓練が要ります。
なお、同じ「論文作成のための素材や枠がある程度与えられ、独創的発想・問題理解力・論理的構成力・文章表現力・知的素養などを評価します」という説明は、理学部(数学科・物理学科・化学科/ただし科学的素養)やスポーツウエルネス学部の小論文にも用いられています。立教の中で共通する出題設計だと理解しておくと、過去問の少なさを他学部の傾向で補えます。
小論文の時間配分の組み立て方は小論文の時間配分、素材が与えられる形式への対応は課題文型小論文の解き方で解説しています。
併願のルールに注意
自由選抜入試には、全学部共通の併願制限があります。
- 出願は1学科(専修)に限る
- 自由選抜入試内での併願はできない(経営学科と国際経営学科の両方に出す、といった出し方は不可)
- 帰国生入試との併願もできない
- 国際コース選抜入試との併願の可否は、学部・学科ごとに別表で定められている
- 一般選抜(一般入試・大学入学共通テスト利用入試)への出願は可能(それぞれ出願書類の提出が必要)
つまり立教の中で保険をかけることはできません。経営学科で出すか、国際経営学科で出すかを1つに決める必要があります。一方で一般選抜との併願は認められているため、基礎学力の学習を止めない前提で計画を組むのが現実的です。
学科選びで迷う場合は、立教大学の推薦・総合型選抜まとめで他学部の選考タイプもあわせて比較してください。
準備の順番
- 自分が該当する区分を特定する。資格Ⅰ〜Ⅲの要件は要項に定められています。ここが決まらないと小論文対策の要否が判断できません
- 学科を1つに決める。経営学科と国際経営学科の併願はできません
- 小論文の要否を確認する。資格Ⅲ・方式Bなら90分の対策が必要、資格Ⅰ・Ⅱなら面接に集中できます
- 書類でリーダーシップと協働の経験を言語化する。経営学部は学生同士の協働を重視するカリキュラムで知られています
- 面接で書類の内容を自分の言葉にする。区分にかかわらず面接は全員に課されます
- 一般選抜の学習を並行する。制度内の併願ができない以上、ここが実質的な保険になります
よくある質問
立教大学経営学部の自由選抜入試に小論文はありますか
出願区分によります。方式A資格Ⅲと方式Bには小論文があり、2026年11月14日(土)10:00〜11:30に実施され、その後13:00から面接です。方式A資格Ⅰ・資格Ⅱは面接のみで10:30開始です。自分の区分を要項で確認してください。
経営学科と国際経営学科の両方に出願できますか
できません。自由選抜入試では出願は1学科(専修)に限られ、自由選抜入試内での併願は認められていません。なお方式A資格Ⅰは経営学科のみが対象で、国際経営学科は資格Ⅱ・資格Ⅲ・方式Bが対象です。
一般選抜と併願できますか
一般選抜(一般入試および大学入学共通テスト利用入試)への出願は可能です。ただし併願する場合はそれぞれ出願書類を提出する必要があります。帰国生入試との併願はできません。国際コース選抜入試との併願可否は要項の別表で確認してください。
小論文はどんな対策をすればよいですか
要項では「論文作成のための素材や枠がある程度与えられ、独創的発想・問題理解力・論理的構成力・文章表現力・知的素養などを評価します」とされています。与えられた素材を読み解いたうえで自分の切り口を出す訓練が中心になります。経営学の専門知識を暗記する方向の対策は、この説明とは噛み合いません。
まとめ
- 立教大学経営学部の自由選抜入試は、方式A(資格Ⅰ〜Ⅲ)と方式Bに分かれる
- 小論文があるのは方式A資格Ⅲ(20名程度)と方式B(若干名)だけ。資格Ⅰ・Ⅱは面接のみ
- 第2次選考は2026年11月14日(土)。小論文は10:00〜11:30、面接は13:00〜(面接のみの区分は10:30〜)
- 資格Ⅰは経営学科のみが対象。国際経営学科は資格Ⅱ・Ⅲ・方式Bから選ぶ
- 小論文は素材や枠が与えられる形式で、独創的発想が評価項目の先頭に置かれている
- 自由選抜入試内での併願は不可。一般選抜との併願は可能
- 出願資格の細目・日程は年度で変わるため、必ず立教大学の最新の入学試験要項で確認する
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この記事の監修者
エクシオアカデミー 教務部
監修責任者:代表講師 髙久大輝
総合型選抜・学校推薦型選抜の指導を担当する教務部が、公開前に内容を確認したうえで掲載しています。年度で変わる入試情報は断定を避け、必ず大学公式の募集要項の確認をご案内しています。