法政の総合型は「専願が基本」|20方式中12が専願——併願に組み込める6方式をどう選ぶか【2027年度】
法政大学の総合型選抜は学部・学科ごとに要項が分かれますが、共通冊子の「総合型選抜カレンダー」に方式ごとの専願/非専願が一覧で明示されているのが特徴です。2027年度は20方式のうち12方式が専願(+スポーツ健康は「専願含む」)。全方式が併願自由の中央大学とはちょうど正反対で、MARCHで最も専願色の濃い大学です。だからこそ、併願に組み込める6方式を知っているかどうかが、そのまま出願戦略の差になります。
エクシオの視点
法政は「専願を明示する」大学。併願できる6方式を知っているかで戦略が変わる
法政の共通冊子には、総合型選抜カレンダーの左端に「専願」欄があり、方式ごとに専願かどうかが一目でわかります。2027年度に専願でないのは、文学部地理学科・法学部国際政治学科・現代福祉学部まちづくりチャレンジ・情報科学部・GIS自己推薦(S基準/A基準)の6方式だけ。残る12方式は「第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者」が出願資格です。中央大学が全方式に「自由応募制」と書くのとは真逆の設計で、法政を併願の持ち駒にしたい人は、この6方式から選ぶことになります。
もうひとつ見ておきたいのが難化のトレンドです。総合型選抜の全学実績は、志願者が2024年度960人→2026年度1,405人と1.46倍に増える一方、合格者は415人→365人へと減っています。倍率は2.3倍から3.8倍へ。「総合型は穴場」というイメージのまま準備すると足をすくわれる数字です。専願で出すなら、その学科を第一志望と言い切れるだけの理由を書類で示す必要があります。
併願ルール
- ✕ 12方式は専願(入学確約) — 文(哲学・日本文学・英文)・国際文化(SA・分野優秀者)・人間環境・キャリアデザイン3方式・グローバル体験公募推薦3学部・理工が専願です。合格したら入学が前提になります。
- ◯ 併願できるのは6方式 — 文学部地理学科・法学部国際政治学科・現代福祉まちづくりチャレンジ・情報科学部・GIS自己推薦(S基準/A基準)。法政を持ち駒にするならこの6方式から選びます。
- ✕ スポーツ健康は「専願含む」 — 共通冊子カレンダーの表記は「専願含む」。系統や出願区分によって扱いが異なるため、必ず要項本体で確認してください。
「本学科を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者」(2027年度 文学部日本文学科 自己推薦入試要項・出願資格)
18方式は大きく3タイプ。専願かどうかと入口の鍵で選ぶ
- タイプ 1:英語資格で開く門 — 法学部国際政治(英検CSE2304・IELTS6.0級/併願可)、文学部英文(英検準1級級/専願)、GIS自己推薦(S基準はTOEFL90・IELTS7.0/A基準はスコア提出のみ/どちらも併願可・書類審査のみ)、国際文化分野優秀者(多言語検定でも可)。
- タイプ 2:評定+学科適性で開く門 — 文哲学・日本文学(3.8)、人間環境・国際文化SA(3.5)、文地理(4.0+地理探究4.5)、キャリアデザイン商業(4.0+1教科4.2)、スポーツ健康理数系(4.0+数学理科4.0)。2次で小論文や学科別の筆記が課されます。
- タイプ 3:経験・実績で開く門 — グローバル体験公募推薦(経営・現代福祉・キャリアデザイン)は高校在学中に連続180日以上の留学が必須。キャリア体験自己推薦は資格・活動実績、現代福祉まちづくりチャレンジは地域活動、理工公募推薦は推薦者の推薦が入口です。
出願は9月〜10月の4波。決着は11月中旬〜12月中旬
| 種別 | 時期 | 内容・対象 | 逆算の目安 |
|---|---|---|---|
| 出願 | 2026年9月1日〜10日 | GIS自己推薦(春入学S基準)の出願。書類審査のみで発表は11月4日 | TOEFL iBT90・IELTS7.0級の高スコアが要件。早めのスコア確保が前提 |
| 出願 | 9月22日〜10月2日 | グローバル体験公募推薦(経営・現代福祉)・現代福祉まちづくりチャレンジ・人間環境RSP・理工公募推薦の出願 | 留学経験(連続180日以上)の証明書類は夏のうちに手配 |
| 出願 | 9月29日〜10月9日 | 文3学科・国際文化2方式・人間環境自己推薦・キャリアデザイン3方式・法国際政治の出願(最大の山) | 専願方式が多い波。第一志望として書ける理由を固めてから出願する |
| 出願 | 10月6日〜23日 | スポーツ健康・GIS A基準(10/6〜16)、情報科学(10/13〜23)の出願 | GIS A基準は英語スコア提出のみで基準点なし・書類審査のみ |
| 発表 | 10月29日〜11月6日 | 第一次選考(書類)合格発表(第2波10/29、第3波11/6) | 1次通過から2次まで約10日。小論文・面接対策はこの間が勝負 |
| 試験 | 11月8日・15日 | 第二次選考(第2波11/8、第3波11/15)。小論文・学科別筆記・面接 | 文日本文学は「国語」(古文漢文+小論文)、文地理は「地理」、情報科学は「数学」 |
| 発表 | 11月17日・24日 | 合格発表(第2波11/17、第3波11/24)。手続締切は約1週間後 | 専願方式は合格=入学。出願前に覚悟を決めておく |
| 試験 | 11月29日 | 第4波の第二次選考(理工・スポーツ健康・法国際政治・情報科学) | 法国際政治はオンライン面接(自己PRプレゼンあり) |
| 発表 | 12月8日〜15日 | 第4波の合格発表(12/8)とGIS A基準の発表(12/15) | 不合格でも一般選抜(1月出願)へ切替可能な日程 |
学部別の方式ガイド
法学部 国際政治学科「英語外部試験利用自己推薦入試」
注意:面接試験はオンライン実施。首都圏以外や海外在住でも応募しやすいと要項に明記
注意:面接では自分自身をPRするプレゼンテーションを行う
- 評定基準:数値基準なし(評定平均の数値基準はなし)
- 英語資格:英検CSE2304・IELTS6.0・TOEFL iBT72(2026年1月21日以降4.0)・TOEIC L&R+S&W1095・TEAP309・GTEC CBT1190・ケンブリッジ162のいずれか(いずれもSpeaking・Writingの下限スコアが別途設定されている)
- 募集人員:5名
- 出願:出願2026年9月29日〜10月9日・1次発表11/20・2次11/29(オンライン面接)・最終発表12/8
- 選考:第1次=書類審査(出願2026年9月29日〜10月9日・発表11月20日)/第2次=オンライン面接(自己PRのプレゼンテーションを含む。2026年11月29日。最終発表12月8日)
- 評価の核:評定基準なしで、高い英語資格(英検CSE2304・IELTS6.0級。Speaking/Writingの下限つき)が入口。法政の総合型では数少ない併願可の方式で、面接がオンラインのため地方・海外在住でも受験しやすい設計。
エクシオの視点:英検準1級上位〜1級級のスコアがあるなら、評定不問・併願可・オンライン面接と条件が揃った希少な方式です。国際政治の関心を英語力と結びつけて語れるかがプレゼンの軸になります。
文学部 哲学科「自己推薦入試」
注意:面接時には出願書類の審査評価も含めて判断される
- 評定基準:3.8(3年1学期(前期)まで。既卒者は卒業後発行の調査書)
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の出願要件はなし)
- 募集人員:3名
- 出願:出願2026年9月29日〜10月9日・1次発表11/6・2次11/15・最終発表11/24
- 選考:第1次=書類審査(調査書・志望理由書。出願2026年9月29日〜10月9日・発表11月6日)/第2次=筆記試験「小論文」+面接(2026年11月15日。最終発表11月24日)
- 評価の核:評定3.8以上の専願方式。募集3名の少数枠で、小論文と面接で哲学への適性を測る。面接では出願書類の審査評価も含めて判断される。
エクシオの視点:募集3名の専願枠は、「哲学科でなければならない理由」を書き切れる人だけが挑む場所です。小論文は読書量よりも、問いを立てて論理を運ぶ訓練が効きます。
文学部 日本文学科「自己推薦入試」
注意:筆記試験「国語」には古文・漢文・小論文を出題範囲に含む
- 評定基準:3.8(3年1学期(前期)まで。既卒者は卒業後発行の調査書)
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の出願要件はなし)
- 募集人員:20名
- 出願:出願2026年9月29日〜10月9日・1次発表11/6・2次11/15・最終発表11/24
- 選考:第1次=書類審査(調査書・志望理由書。出願2026年9月29日〜10月9日・発表11月6日)/第2次=筆記試験「国語」(古文・漢文・小論文を出題範囲に含む)+面接(2026年11月15日。最終発表11月24日)
- 評価の核:評定3.8以上の専願方式で、募集20名は法政の文学部で最大。2次の筆記は古文・漢文・小論文までを範囲に含む「国語」で、一般選抜に近い学力も問われる設計。
エクシオの視点:総合型でありながら古文・漢文が出る珍しい方式です。一般選抜の国語対策がそのまま活き、逆に書類だけ磨いても通りません。二刀流の準備が必要です。
文学部 英文学科「英語外部試験利用自己推薦入試」
注意:高等学校卒業5年以内まで出願可能
注意:面接の方式・内容についての事前公表はなし
- 評定基準:数値基準なし(評定平均の数値基準はなし)
- 英語資格:英検準1級以上合格・GTEC検定版1180・TEAP309・IELTS5.5・TOEFL iBT62(2026年1月21日以降3.5)のいずれか(出願開始日から遡って2年以内の受験分のみ有効。英検は「合格」が必要(CSEスコアのみは不可))
- 募集人員:5名
- 出願:出願2026年9月29日〜10月9日・1次発表11/6・2次11/15・最終発表11/24
- 選考:第1次=書類審査(調査書・志望理由書。出願2026年9月29日〜10月9日・発表11月6日)/第2次=面接(方式・内容は事前非公表。2026年11月15日。最終発表11月24日)
- 評価の核:評定基準なしで英語資格(英検準1級合格・IELTS5.5級)が入口の専願方式。高校卒業5年以内まで出願でき、既卒の幅が法政の中で最も広い。2次は面接のみ。
エクシオの視点:英検準1級は「合格」が条件でCSEスコアのみでは出願できません。専願なので、英語力を活かして併願したい人は同じ法政でも法学部国際政治(併願可)を検討する手があります。
文学部 地理学科「自己推薦入試」
注意:文学部の4方式で唯一、専願指定がない(併願可)
- 評定基準:4.0(+地理探究/地学4.5)(全体4.0以上に加え、「地理探究」「地学」のいずれかが4.5以上)
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の出願要件はなし)
- 募集人員:10名
- 出願:出願2026年9月29日〜10月9日・1次発表11/6・2次11/15・最終発表11/24
- 選考:第1次=書類審査(調査書・志望理由書。出願2026年9月29日〜10月9日・発表11月6日)/第2次=筆記試験「地理(地理総合・地理探究)」+面接(2026年11月15日。最終発表11月24日)
- 評価の核:評定4.0+「地理探究」または「地学」4.5という科目重視の要件。文学部で唯一の併願可方式で、2次は地理の筆記試験。地理を武器にしてきた受験生をそのまま評価する設計。
エクシオの視点:地理探究4.5という要件は厳しく見えますが、逆に言えば地理が得意な人だけが土俵に上がる方式です。併願可なので、地理に強い受験生には持ち駒として使いやすい設計になっています。
国際文化学部「SA自己推薦入試」
注意:ドイツ・フランス・ロシア・中国・スペイン・韓国のいずれかの言語圏へのSA留学を希望することが出願資格
注意:日本国籍以外の志願者はSA先国の留学ビザ取得を各自で確認する必要がある
- 評定基準:3.5(外国語科目の学習成績4.0以上の要件もあり(詳細は要項))
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の一律要件はなし(外国語の評定要件あり))
- 募集人員:30名(SA先すべての合計)
- 出願:出願2026年9月29日〜10月9日・1次発表11/6・2次11/15・最終発表11/24
- 選考:第1次=書類審査(出願2026年9月29日〜10月9日・発表11月6日)/第2次=面接(方式・内容は事前非公表。2026年11月15日。最終発表11月24日)
- 評価の核:全員留学のSA(スタディ・アブロード)プログラムを前提とした専願方式。評定3.5に加え、ドイツ・フランス・ロシア・中国・スペイン・韓国のいずれかの言語圏への留学を希望することが出願資格。募集30名は法政の総合型で最大級。
エクシオの視点:英語以外の言語圏で学びたい人にとって、30名枠は貴重です。志望理由書では「なぜその言語圏か」を留学後のキャリアまで含めて書けるかが分かれ目になります。
対策記事:法政大学国際文化学部SA自己推薦の対策法
国際文化学部「分野優秀者入試」
注意:言語文化・表象文化・地域研究・情報処理・プログラミング等の分野の成果が対象
- 評定基準:3.5(3年1学期(前期)まで。留学中の評価は算入しない)
- 英語資格:英検準1級・TOEFL iBT62(2026年1月21日以降3.5)・IELTS5.5・TEAP309・GTEC CBT1190・TOEIC1095・ケンブリッジ162等(独検2級・Goethe B1・仏検準2級など多言語の検定でも出願可。情報・プログラミング分野の実績ルートもあり)
- 募集人員:10名
- 出願:出願2026年9月29日〜10月9日・1次発表11/6・2次11/15・最終発表11/24
- 選考:第1次=書類審査(出願2026年9月29日〜10月9日・発表11月6日)/第2次=面接(方式・内容は事前非公表。2026年11月15日。最終発表11月24日)
- 評価の核:言語文化・表象文化・地域研究・情報処理・プログラミングなどの分野で優れた成果を持つ者を受け入れる専願方式。評定3.5に加え、英語資格(英検準1級・IELTS5.5級)またはドイツ語・フランス語など多言語の検定、あるいは各分野の実績で出願できる。
エクシオの視点:英語以外の語学や、プログラミングの実績でも出願できる幅の広さが魅力です。自分の成果がどの分野に当たるかを要項の分野リストと突き合わせるところから始めてください。
対策記事:法政大学国際文化学部SA自己推薦の対策法
人間環境学部「自己推薦入試」
注意:2次の筆記試験は「小論文」と「英語」の2科目
- 評定基準:3.5(3年1学期(前期)まで)
- 英語資格:数値基準なし(出願時の英語資格要件はなし(2次で英語の筆記試験あり))
- 募集人員:20名
- 出願:出願2026年9月29日〜10月9日・1次発表11/6・2次11/15・最終発表11/24
- 選考:第1次=書類審査(出願2026年9月29日〜10月9日・発表11月6日)/第2次=筆記試験「小論文」(60分)・「英語」+面接(自己PR、学部への適性の質疑応答。2026年11月15日。最終発表11月24日)
- 評価の核:評定3.5の専願方式で募集20名。2次で小論文に加えて英語の筆記も課されるのが特徴で、環境・社会課題への関心と基礎学力の両方を確認する設計。
エクシオの視点:総合型で英語の筆記が課される方式は多くありません。書類・小論文だけでなく、英語の読解力も維持しておく必要がある——つまり一般選抜の勉強を止めずに走る人向けの方式です。
人間環境学部「リフレッシュ・ステージ・プログラム入試(RSP入試)」
注意:入学時に22歳以上であることが出願資格=高校生向けの方式ではない
- 評定基準:数値基準なし(評定平均の数値基準はなし)
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の出願要件はなし)
- 募集人員:7名
- 出願:出願2026年9月22日〜10月2日・1次発表10/29・2次11/8・最終発表11/17
- 選考:第1次=書類審査(出願2026年9月22日〜10月2日・発表10月29日)/第2次=2026年11月8日(最終発表11月17日)
- 評価の核:入学時(2027年4月1日現在)22歳以上を対象とする社会人向けの方式。評定・語学の数値要件はなく、学部で学ぶ強い希望が出願資格。高校生向けの方式ではない点に注意。
エクシオの視点:社会人・再進学者のための枠です。高校生の併願先としては使えませんので、人間環境学部を志望する高3生は自己推薦入試(20名・専願)の方を見てください。
現代福祉学部 福祉コミュニティ学科「まちづくりチャレンジ自己推薦入試」
注意:入学推薦書と補足資料(活動の裏づけ)の提出が必要
- 評定基準:3.8(3年1学期(前期)まで。既卒者は卒業後発行の調査書)
- 英語資格:GTEC検定版(Advanced)・TEAP・IELTS・TOEFL iBT等の4技能スコアの提出(スコア証明書類の提出が出願書類に含まれる)
- 募集人員:10名
- 出願:出願2026年9月22日〜10月2日・1次発表10/29・2次11/8・最終発表11/17
- 選考:第1次=書類審査(調査書・志望理由書・入学推薦書・補足資料・英語外部試験スコア。出願2026年9月22日〜10月2日・発表10月29日)/第2次=筆記試験「小論文」+面接(2026年11月8日。最終発表11月17日)
- 評価の核:評定3.8+英語外部試験のスコア提出が必要な、地域づくりに関心のある受験生向けの方式。法政の総合型で数少ない併願可の6方式のひとつ。入学推薦書と補足資料の提出も求められる。
エクシオの視点:併願可のうえ、地域活動の実績を補足資料で示せる方式です。まちづくり・地域福祉に高校時代から関わってきた人にとっては、法政で最も相性のよい入口になります。
経営・現代福祉・キャリアデザイン学部「グローバル体験公募推薦入試」
注意:日本国内の高校在学中に連続180日以上の留学経験が必須(短期留学は不可)
注意:本人をよく知る者による日本語の推薦書が必要
- 評定基準:経営戦略学科のみ4.2(現代福祉・キャリアデザインには全体評定の数値基準なし。留学中の評価は算入しない)
- 英語資格:経営戦略学科のみ必須(IELTS5.0・英検準1級・TOEIC L&R+S&W980・GTEC CBT1040・TEAP295・ケンブリッジ150等)(現代福祉・キャリアデザインには英語資格の一律要件なし)
- 募集人員:経営戦略学科 若干名/現代福祉4名(福祉コミュニティ2・臨床心理2)/キャリアデザイン3名
- 出願:出願2026年9月22日〜10月2日(キャリアデザインは9月29日〜10月9日)・発表11/17(同11/24)
- 選考:第1次=書類審査(出願2026年9月22日〜10月2日〔キャリアデザインは9月29日〜10月9日〕)/第2次=筆記試験や面接等(2026年11月8日〔キャリアデザインは11月15日〕。発表11月17日〔同11月24日〕)
- 評価の核:3学部共通の要項で実施される専願方式。**日本国内の高校在学中に連続180日以上の留学経験**が出願資格の核で、短期留学では出願できない。経営学部経営戦略学科のみ評定4.2以上と英語資格(IELTS5.0・英検準1級等)が追加要件。
エクシオの視点:「連続180日以上」は交換留学1年またはターム留学の長期型が対象です。留学経験を持つ人にとっては競争相手が限られる枠ですが、専願なので第一志望として選べるかを先に決めてください。
キャリアデザイン学部「キャリア体験自己推薦入試」
注意:出願資格3を証明する資料・活動内容証明書の提出が必要
- 評定基準:数値基準なし(全体評定の数値基準はなし(活動・資格の実績で評価))
- 英語資格:英検・TOEFL iBT・IELTS・TOEIC等のスコアを実績として提出可(必須ではない)(英検はCSEスコアのみの提出は不可(合格が必要)。簿記等の資格やスポーツ活動も評価対象)
- 募集人員:20名
- 出願:出願2026年9月29日〜10月9日・1次発表11/6・2次11/15・最終発表11/24
- 選考:第1次=書類審査(調査書・志望理由書等。出願2026年9月29日〜10月9日・発表11月6日)/第2次=筆記試験「小論文」+面接(2026年11月15日。最終発表11月24日)
- 評価の核:評定の数値基準を置かず、文化・学校活動の実績、英語資格や簿記などの諸資格、スポーツ活動といった「キャリア体験」を幅広く評価する専願方式。募集20名と枠も大きい。
エクシオの視点:評定不問で活動実績を幅広く見る、法政で最も間口の広い方式のひとつです。ただし専願。「キャリアデザイン学部で何を設計したいか」を自分の体験から語れるかが小論文と面接の核になります。
キャリアデザイン学部「商業学科公募推薦入試」
注意:入学推薦書の提出が必要
- 評定基準:4.0(+英数国いずれか4.2)(3年1学期(前期)まで。英語・数学・国語のいずれか1教科が4.2以上)
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の出願要件はなし(英語の評定が代替ルートのひとつ))
- 募集人員:2名
- 出願:出願2026年9月29日〜10月9日・1次発表11/6・2次11/15・最終発表11/24
- 選考:第1次=書類審査(志望理由書・入学推薦書。出願2026年9月29日〜10月9日・発表11月6日)/第2次=2026年11月15日(最終発表11月24日)
- 評価の核:商業に関する学科の生徒を対象とする専願の公募推薦。評定4.0以上に加え、英語・数学・国語のいずれか1教科で4.2以上が必要という、成績要件の明確な方式。募集2名の小枠。
エクシオの視点:商業高校で評定4.0を維持し、1教科でも4.2を取れているなら出願できます。募集2名の狭さはありますが、対象者が限られるぶん実質的な競争は見た目ほど厳しくありません。
GIS(グローバル教養学部)「自己推薦入試(春入学S基準)」
注意:筆記試験・面接の試験日は設定されていない(対象者にオンライン面接を行う場合あり)
- 評定基準:数値基準なし(評定平均の数値基準はなし)
- 英語資格:TOEFL iBT90(2026年1月21日以降5.0)・IELTS7.0・IB Language Aで英語選択のいずれか(TOEFL Home Edition・MyBestスコア・IELTS Online等は不可)
- 募集人員:7名
- 出願:出願2026年9月1日〜9月10日・合格発表11/4(書類審査のみ)
- 選考:第1次=書類審査のみ(出願2026年9月1日〜9月10日。対象者にオンライン面接の場合あり)/第2次=なし(合格発表11月4日)
- 評価の核:英語で学位を取るGISの高スコア枠。TOEFL iBT90(2026年1月21日以降5.0)・IELTS7.0・IB英語Aのいずれかが必要で、選考は書類審査のみ。法政の総合型で最も早い9月上旬出願・11月4日決着。
エクシオの視点:IELTS7.0級を持っているなら、書類だけで11月4日に決着する希少な方式です。併願可なので、早慶やGIS以外の英語学位プログラムと並行して押さえられます。
GIS(グローバル教養学部)「自己推薦入試(春入学A基準)」
注意:英語スコアに基準点の指定はないが提出は必須
注意:追加合格制度あり(12月22日発表・手続1月8日)
- 評定基準:数値基準なし(評定平均の数値基準はなし)
- 英語資格:英検・TOEFL iBT・IELTSのいずれかのスコア提出(基準点の指定なし)(スコアの提出自体は必須。TOEFL Home Edition・MyBestスコア・IELTS Online等は不可)
- 募集人員:33名(法政の総合型で最大級)
- 出願:出願2026年10月6日〜10月16日・合格発表12/15・追加合格12/22(書類審査のみ)
- 選考:第1次=書類審査のみ(出願2026年10月6日〜10月16日。対象者にオンライン面接の場合あり)/第2次=なし(合格発表12月15日・追加合格発表12月22日)
- 評価の核:GISの主力枠で募集33名。英語外部試験スコアの提出は求められるが**基準点は設けられていない**のが最大の特徴。評定基準もなく、選考は書類審査のみ。追加合格の制度もある。
エクシオの視点:33名・基準点なし・書類のみ・併願可と、条件だけ見れば法政で最も入りやすそうに見えます。ただし英語で学位を取る学部なので、書類(Personal Statement)の英語力がそのまま評価されると考えてください。
スポーツ健康学部「自己推薦入試」
注意:競技成績証明書・大会説明書・活動計画書の提出が必要(アスリート系)
- 評定基準:理数系4.0/アスリート系3.2(理数系は数学4.0かつ理科1科目以上4.0、アスリート系は英語3.0以上も必要)
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の出願要件はなし(アスリート系は英語の評定3.0以上))
- 募集人員:25名(理数系10・アスリート/トップアスリート系15)
- 出願:出願2026年10月6日〜10月16日・1次発表11/20・2次11/29・最終発表12/8
- 選考:第1次=書類審査(調査書・志望理由書等。出願2026年10月6日〜10月16日・発表11月20日)/第2次=筆記試験(アスリート系はスポーツ・健康領域の小論文)+面接(2026年11月29日。最終発表12月8日)
- 評価の核:理数系(10名)とアスリート・トップアスリート系(15名)の2系統。理数系は評定4.0+数学4.0+理科1科目4.0、アスリート系は評定3.2+英語3.0と、系統で求める学力像がはっきり分かれる。共通冊子の専願欄は「専願含む」表記。
エクシオの視点:理数系10名枠は「スポーツ科学を理系として学びたい人」向けで、競技実績がなくても数学・理科の評定4.0で挑めます。スポーツ健康学部=アスリート枠だけ、という思い込みは損です。
理工学部「公募推薦入試」
注意:学科ごとの募集人員の内訳は非公表(各若干名・計16名)
注意:機械工学科・デザイン工学部は対象外
- 評定基準:数値基準なし(全体評定の数値基準はなし(推薦書と書類で評価))
- 英語資格:英検CSE2.0スコア1980等の資格を提出(参考資料)(スコア証明書の提出は面接審査・書類審査に使用される)
- 募集人員:16名(電気電子工・応用情報工・経営システム工・創生科 各若干名)
- 出願:出願2026年9月22日〜10月2日・1次発表11/20・2次11/29(面接)・最終発表12/8
- 選考:第1次=書類審査(推薦書・調査書・志望理由書等。出願2026年9月22日〜10月2日・発表11月20日)/第2次=面接(2026年11月29日。最終発表12月8日)
- 評価の核:電気電子工・応用情報工・経営システム工・創生科の4学科で計16名(各若干名)。評定の数値基準はなく、「本人をよく知る者の推薦」が出願の前提。英語資格(英検CSE1980等)は参考資料として提出。2次は面接のみ。
エクシオの視点:評定基準がなく面接のみという、理系の総合型では珍しく書類と人物で決まる方式です。専願なので、理工学部を第一志望に決めている人が推薦者を確保できるかがすべてになります。
情報科学部「自己推薦入試」
注意:法政の総合型で最も遅い出願(10月13日〜23日)
注意:数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cの履修が前提
- 評定基準:数値基準なし(評定平均の数値基準はなし(数学Ⅰ〜Ⅲ・A・B・Cの履修が前提))
- 英語資格:英検(CSEスコア記載)・TOEFL iBT・IELTS・TEAP・GTEC検定版のいずれかのスコア提出を推奨(必須ではなく「推奨」。基準点の指定もなし)
- 募集人員:18名(コンピュータ科学科9・ディジタルメディア学科9)
- 出願:出願2026年10月13日〜10月23日・1次発表11/20・2次11/29・最終発表12/8
- 選考:第1次=書類審査(調査書・志望理由書等。出願2026年10月13日〜10月23日・発表11月20日)/第2次=筆記試験「数学」+面接(2026年11月29日。最終発表12月8日)
- 評価の核:コンピュータ科学科9名・ディジタルメディア学科9名の計18名。評定基準はないが数学Ⅰ〜Ⅲ・A・B・Cの履修が前提で、2次では数学の筆記試験を課す。法政の総合型で数少ない併願可の方式。
エクシオの視点:併願可・評定不問・出願は10月下旬と、他大学の総合型の結果を見てから動ける唯一に近い方式です。数学の筆記があるぶん、一般選抜の勉強がそのまま対策になります。
2026年度の試験結果
| 学部・方式 | 志願 | 第1次合格 | 最終合格 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 総合型選抜(全学) | 1405 | ― | 365 |
| 2025年度 総合型選抜(全学) | 1124 | ― | 394 |
| 2024年度 総合型選抜(全学) | 960 | ― | 415 |
| 総計 | 1,405 | ― | 365 |
公式情報公開「入学選抜方法ごとの志願者数、合格者数(直近3年)」より。各種自己推薦・公募推薦入試および各種社会人入試の合計で、学部別の内訳は非公表。志願者は3年で1.46倍に増え、合格者は逆に減少しています
よくある質問
法政大学の総合型選抜は専願ですか。併願できますか。
方式によります。2027年度は20方式のうち12方式が専願(入学確約)で、併願できるのは文学部地理学科・法学部国際政治学科・現代福祉学部まちづくりチャレンジ・情報科学部・GIS自己推薦(S基準/A基準)の6方式です(スポーツ健康学部は「専願含む」表記)。共通冊子の総合型選抜カレンダーに方式ごとの専願欄が明示されているので、必ず確認してください。
評定平均はどのくらい必要ですか。
方式で異なります。経営グローバル体験公募推薦4.2、文地理・キャリアデザイン商業・スポーツ健康理数系4.0、文哲学・文日本文学・現代福祉まちづくり3.8、国際文化2方式・人間環境自己推薦3.5などです。文英文・法国際政治・情報科学・理工・GIS・キャリア体験自己推薦には全体評定の数値基準がありません。
英語の資格は必要ですか。
法学部国際政治学科(英検CSE2304・IELTS6.0等)、文学部英文学科(英検準1級等)、GIS自己推薦S基準(TOEFL iBT90・IELTS7.0)、経営グローバル体験公募推薦(IELTS5.0・英検準1級等)、国際文化分野優秀者(英語または独仏など多言語の検定)は語学資格が出願資格です。GIS A基準はスコアの提出は必要ですが基準点は設けられていません。
グローバル体験公募推薦はどんな入試ですか。
経営学部経営戦略学科・現代福祉学部・キャリアデザイン学部で実施される専願の方式で、日本国内の高校在学中に連続180日以上の留学経験があることが出願資格です。短期留学では出願できません。経営学部経営戦略学科はさらに評定4.2以上と英語資格(IELTS5.0・英検準1級等)が必要です。
GIS(グローバル教養学部)の自己推薦はどう違いますか。
GISはS基準(7名・9月出願・発表11月4日)とA基準(33名・10月出願・発表12月15日)の2つがあり、どちらも併願可で、選考は書類審査のみです(対象者にオンライン面接を行う場合があります)。S基準はTOEFL iBT90・IELTS7.0・IB英語Aのいずれかが必要で、A基準は英語スコアの提出は求められるものの基準点は設けられていません。
総合型選抜の倍率はどのくらいですか。
大学が公開している直近3年のデータでは、2026年度が志願1,405人→合格365人(約3.8倍)、2025年度が1,124人→394人、2024年度が960人→415人です。志願者が3年で1.46倍に増える一方で合格者は減っており、倍率は2.3倍から3.8倍へ上昇しています。なお学部・方式別の内訳は公表されていません。
掲載情報の出典と最終確認日
- 法政大学 2027年度 総合型選抜 各入学試験要項(方式別19本。公式出願サイト掲載PDF)
- 法政大学 2027年度 総合型選抜 共通冊子(総合型選抜カレンダー・専願一覧の出典)
- 法政大学 情報公開「入学選抜方法ごとの志願者数、合格者数、入学手続者数(直近3年)」(実績の出典)
いずれも2026-08-25確認。募集人員・出願資格・日程は年度で変わります。出願の際は必ず大学公式の最新の募集要項をご確認ください。