関大の総合型は「全13学部・1冊・同一日程」|出願は1学部だけ——型選びがそのまま合否を分ける入試【2027年度】
関西大学のAO入試(総合型選抜)は、全13学部を1冊にまとめた全学一括の要項で実施されます。出願は9月1日〜7日、第2次選考は10月17日・18日と日程も全学部共通。そのかわり出願できるのは1学部・1型だけで、学部内の型どうしの併願も認められません。法学部の指定図書小論文、人間健康学部のグループワーク、社会安全学部のプレゼン——学部ごとに課されるものがまるで違うので、「どの学部のどの型で出すか」を決めた時点で勝負の半分が決まります。
エクシオの視点
関大は「1冊・同一日程」で全学部を運用するかわり、型ごとに求めるものを尖らせている
立命館が要項3種類・出願5期に分かれるのに対し、関西大学のAO入試は64ページの一冊にすべてが収まり、出願も第2次選考も全学部同じ日です。受験生から見れば全体像がつかみやすい設計ですが、そのぶん「出願できるのは1学部・1型だけ」という制約が効いてきます。法学部だけでもⅠ型(英語外部試験+英文資料90分)・Ⅱ型(指定図書『多様性とどう向き合うか』の小論文)・Ⅲ型(法曹志望者特化・将来計画書2,000字)と別物で、相互の併願はできません。
課される内容も学部ごとに個性的です。人間健康学部はグループワークを踏まえた面接、社会安全学部は説明資料を用いた5分プレゼンと10分の口頭試問、環境都市工学部のSDGs型はPowerPointを作ってUSB持参。倍率も学部差が大きく、2026年度は文学部が116人→15人(約7.7倍)の一方、システム理工学部は15人→8人(約1.9倍)でした。志望学部を先に固め、その型が求める準備に半年かけられるかが問われます。
併願ルール
- ◯ 他大学との併願は妨げられない — 入学確約の条項はなく、共通の出願資格は「志望学部での勉学を強く希望し入学を志す者」という意欲要件にとどまります。ただし人間健康学部と社会安全学部だけは「第一志望」を明記しています。
- ✕ 出願は1学部・1型のみ — AO入試内での併願は認められません。法学部Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ型、総合情報の2型、システム理工の2型、環境都市工の2型、化学生命工の3型も相互併願不可です。
- ✕ 学内の推薦入試とは二者択一 — 「AO入試に出願している者が関西大学の各種推薦入学制度に出願する場合は、AO入試への出願を辞退したものとして扱います」と要項に明記。ただしSF入試との同時出願だけは可能です(両方1次通過なら2次でどちらかを選択)。
「志望(出願)できる学部(学科、専攻、専修)は1つのみです。本制度内での併願は認められません」(2027年度 AO入学試験要項・出願資格)
13学部の入口は大きく3タイプ。求められる準備がまるで違う
- タイプ 1:資格・語学で開く門 — 法Ⅰ型(英検2級・TOEFL iBT等)、文・外国語能力重視型(英検2級・仏検4級・独検4級・中検4級)、商(日商簿記1級・英検準1級・数学オリンピック予選Bランク・数検準1級)、政策創造(英検準1級CSE2300・ニュース時事検定2級・日商簿記2級・応用情報技術者)。取ってきた資格が切符になる。
- タイプ 2:書いて示す門 — 法Ⅱ型は指定図書(2027年度は岩渕功一『多様性とどう向き合うか』)の小論文2,000字、法Ⅲ型は将来計画書2,000字、政策創造は参考文献つきの課題小論文2,000字。読み込みと論述の力を出願前から求められる。
- タイプ 3:話して示す門 — 人間健康はグループワークを踏まえた面接、社会安全は説明資料を使った5分プレゼン+10分口頭試問、環境都市工SDGs型はPowerPointプレゼン5分(USB持参)。当日のパフォーマンスが評価の中心になる。
全13学部が同じ1本のスケジュールで動く
| 種別 | 時期 | 内容・対象 | 逆算の目安 |
|---|---|---|---|
| 出願 | 2026年9月1日〜7日 | 第1次選考(書類)の出願。全13学部共通・消印有効 | データ登録・検定料納入・書類郵送の3つが揃って出願完了。登録だけでは無効 |
| 発表 | 10月8日 | 第1次選考(書類選考)合格発表。2026年度は829人→335人 | 受験番号の照会は10月5日から。ポータルサイトで確認 |
| 出願 | 10月9日〜13日 | 第2次選考の出願(データ登録と検定料納入) | SF入試と両方1次通過した場合は、ここでどちらかを選ぶ |
| 試験 | 10月17日・18日 | 第2次選考(政策創造10/17、他12学部10/18)。小論文・面接・プレゼン等 | キャンパスが学部で分かれる(千里山・堺・高槻・高槻ミューズ・吹田みらい) |
| 発表 | 11月2日 | 第2次選考合格発表(最終)。2026年度は309人→194人 | 不合格でも一般選抜(1月出願)へ切替可能な日程 |
2027年度の変更点
- 商学部:流通専修 → マーケティング専修に改編。2027年度入学生より名称が変わります。志望理由書で専修名に触れる場合は新名称で書いてください。
- 法・商・政策創造・外国語・人間健康・ビジネスデータサイエンスの各AO入試 → 2027年度に変更あり。大学が「変更点」として公表している6学部です。前年度の情報のまま準備せず、必ず2027年度の要項本体で確認してください。
学部別の方式ガイド
法学部 法学政治学科「AO入試(総合型選抜)」
注意:Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型は相互に併願できない
注意:Ⅱ型は第2次選考日に指定図書の持参が必須
注意:2026年度実績は3型計で1次志願105→1次合格57→最終合格31
- 評定基準:数値基準なし(評定平均の数値基準はなし(Ⅱ型・Ⅲ型は要項に「設定なし」と明記))
- 英語資格:Ⅰ型のみ必須(実用英語技能検定2級以上・TOEFL iBT・TOEIC L&R550かつS&W240等)(出願時において過去2年以内に取得したもの。Ⅱ型・Ⅲ型に語学要件はなし)
- 募集人員:25名(Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型あわせて。型どうしの併願は不可)
- 出願:1次出願2026年9月1日〜7日・1次発表10/8・2次10/18・最終発表11/2
- 選考:第1次=書類選考(Ⅰ型=入学志望理由書/Ⅱ型=指定図書の小論文2,000字/Ⅲ型=将来計画書2,000字)/第2次=Ⅰ型=英文資料90分(日本語200字で要旨作成)+面接/Ⅱ型=指定図書の課題テーマ小論文90分+面接(指定図書持参必須)/Ⅲ型=長文読解・小論文90分+面接
- 評価の核:3つの型がまったく別の入試として設計されている。Ⅰ型は英語外部試験が入口で入学後は国際関係プログラム受講、Ⅱ型は指定図書(2027年度は岩渕功一『多様性とどう向き合うか』岩波新書2025年)の読解と論述、Ⅲ型は法曹志望者に特化し入学後は法曹プログラムプレクラスを受講する。評定基準は設けない。
エクシオの視点:Ⅱ型の指定図書小論文は、夏のうちに1冊を読み切って自分の問いを立てられるかがすべてです。Ⅲ型は法曹志望が明確な人向け。英語資格があるならⅠ型と、持ち札で選ぶ設計になっています。
文学部 総合人文学科「AO入試(総合型選抜)」
注意:総合人文学科は学部一括入学で2年次に専修分属(初等教育学専修のみ1年次から所属)
注意:2026年度実績は1次志願116→1次合格40→最終合格15(約7.7倍で関大AO最激戦)
- 評定基準:3.5(留学等で評定平均値が算出できない者には評定条件を課さない)
- 英語資格:外国語能力重視型のみ必須(英検2級以上・TOEFL iBT・仏検4級/DELF A1・独検4級/Start Deutsch A1・中検4級/HSK2級等)(英語以外の言語でも出願できる。自己推薦型・論文評価型に語学要件はなし)
- 募集人員:10名(初等教育学専修以外・3型計)+初等教育学専修3名
- 出願:1次出願2026年9月1日〜7日・1次発表10/8・2次10/18・最終発表11/2
- 選考:第1次=書類選考(自己推薦型=活動実績/外国語能力重視型=語学資格/論文評価型=論文)/第2次=面接等(2026年10月18日・千里山キャンパス。最終合格発表11月2日)
- 評価の核:評定3.5に加え、自己推薦型(学術・文化・芸術活動等での高い評価)・外国語能力重視型(英検2級/仏検4級/独検4級/中検4級以上等)・論文評価型の3ルートから選ぶ。11専修を擁する総合人文学科は学部一括入学で2年次に専修分属、初等教育学専修のみ別枠3名で1年次から所属。
エクシオの視点:2026年度は116人が出願して最終合格15人と、関大AOで最も競争が激しい学部でした。英検2級級の資格があるなら外国語能力重視型で確実に土俵に上がるのが現実的です。
経済学部 経済学科「AO入試(総合型選抜)」
注意:2026年度実績は1次志願71→1次合格31→最終合格15
- 評定基準:3.5(留学等で算出できない者には評定条件を課さない)
- 英語資格:英語CEFR B1レベル以上・英検2級以上等(語学ルートで出願する場合)(仏検4級・独検4級・中検4級・韓国語能力試験2級など英語以外でも可)
- 募集人員:10名
- 出願:1次出願2026年9月1日〜7日・1次発表10/8・2次10/18・最終発表11/2
- 選考:第1次=書類選考(活動実績・語学資格等のいずれかで出願)/第2次=面接等(2026年10月18日・千里山キャンパス。最終合格発表11月2日)
- 評価の核:評定3.5に加え、学術・文化・芸術活動等での高い評価、または各種外国語検定(英語CEFR B1/英検2級以上・仏検4級・独検4級・中検4級・韓国語能力試験2級等)などのルートで出願する。学部一括入学で3年次春学期に4コースへ分かれる。
エクシオの視点:英検2級レベルから複数言語まで幅広く受け付ける、比較的間口の広い設計です。評定3.5と語学資格の両方を押さえたうえで、経済への関心を活動でどう示すかが勝負になります。
商学部 商学科「AO入試(総合型選抜)」
注意:2027年4月1日現在で満23歳未満という年齢要件あり(卒業年は2025年4月〜2027年3月)
注意:2027年度入学生より「流通専修」を「マーケティング専修」に改編
注意:2026年度実績は1次志願23→1次合格14→最終合格11(約2.1倍)
- 評定基準:3.5(留学等で算出できない者には評定条件を課さない)
- 英語資格:実用英語技能検定準1級以上(CBT・S-CBT・S-Interviewも対象)(簿記ルート・数学ルートを選ぶ場合は英語資格は不要)
- 募集人員:10名
- 出願:1次出願2026年9月1日〜7日・1次発表10/8・2次10/18・最終発表11/2
- 選考:第1次=書類選考(簿記・英語・数学の高度資格)/第2次=面接等(2026年10月18日・千里山キャンパス。最終合格発表11月2日)
- 評価の核:評定3.5に加え、日商簿記検定1級合格(または1級4科目の合計点条件)・実用英語技能検定準1級以上・日本数学オリンピック予選Bランク以上/実用数学技能検定準1級といった高度資格が入口。資格のハードルは高いが2026年度は23人中11人が合格と通過率は高い。
エクシオの視点:日商簿記1級・英検準1級・数オリ予選Bランクという要件は重いぶん、満たせる人が少なく実質倍率は約2.1倍。商業高校や数学が武器の受験生には、関大で最も割の良い方式のひとつです。
社会学部 社会学科「AO入試(総合型選抜)」
注意:卒業年の範囲は2025年4月〜2027年3月(実質1浪まで)
注意:2026年度実績は1次志願102→1次合格26→最終合格16(1次で約4分の1に絞られる)
- 評定基準:3.5(留学等で算出できない者には評定条件を課さない)
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の出願要件はなし)
- 募集人員:10名(4専攻計)
- 出願:1次出願2026年9月1日〜7日・1次発表10/8・2次10/18・最終発表11/2
- 選考:第1次=書類選考(活動報告書・入学志望理由書2,000字以内・専攻別課題レポート)/第2次=面接(書類の内容についての質疑。2026年10月18日・千里山キャンパス)
- 評価の核:社会学・心理学・メディア・社会システムデザインの4専攻。高校入学以降の活動実績を専攻での勉学と結びつけて自己アピールできることが要件で、とくに学校外の社会活動で継続2年以上の実績が重視される。専攻別の課題レポートが1次の中心。
エクシオの視点:1次で102人→26人と最も書類で絞られる学部のひとつです。専攻別課題レポートの出来がそのまま通過を決めるので、志望専攻の学問的な問いに沿って書けるかを早めに詰めてください。
政策創造学部 政策学科・国際アジア学科「AO入試(総合型選抜)」
注意:第2次選考日が10月17日と他12学部(10月18日)より1日早い
注意:2026年度実績は1次志願52→1次合格10→最終合格10(1次通過者は全員合格)
- 評定基準:3.5(留学等で算出できない者には評定条件を課さない)
- 英語資格:英語CEFR B2レベル以上(英検準1級かつCSE2300以上等)/英語以外はCEFR B1レベル以上(語学以外に資格・実績ルートもあるため語学は必須ではない)
- 募集人員:5名(政策学科・国際アジア学科計)
- 出願:1次出願2026年9月1日〜7日・1次発表10/8・2次10/17(他学部と別日)・最終発表11/2
- 選考:第1次=書類選考(課題小論文2,000字。参考文献の提示が必須)/第2次=面接等(2026年10月17日・千里山キャンパス。政策創造学部のみ他学部と別日)
- 評価の核:語学(英語CEFR B2=英検準1級CSE2300以上等、または独検2級・韓国語能力試験3級・仏検など)か、社会経済分野の資格(ニュース時事能力検定2級・日商簿記2級・応用情報技術者・数検2級等)、あるいは社会活動の顕著な実績が入口。課題小論文には参考文献の明示が求められる。
エクシオの視点:2026年度は1次を通った10人が全員合格しました。つまり勝負は書類、とりわけ参考文献つきの課題小論文2,000字です。高校の探究活動を学術的な作法で書き直す練習が直結します。
外国語学部 外国語学科「AO入試(総合型選抜)」
注意:卒業年の範囲は2026年4月〜2027年3月(現役のみ)
注意:出願時に選択した主専攻言語は入学後に変更不可
注意:2026年度実績は1次志願38→1次合格26→最終合格17(約2.2倍)
- 評定基準:3.8(+英語・国語各4.0)(型により全体3.8+「英語に関する科目」4.2以上。留学等で算出できない者には評定条件を課さない)
- 英語資格:英語の評定4.0以上(または英語に関する科目4.2以上)(外部試験より校内成績を重視する設計)
- 募集人員:20名
- 出願:1次出願2026年9月1日〜7日・1次発表10/8・2次10/18・最終発表11/2
- 選考:第1次=書類選考(出願時に主専攻言語〔英語・中国語〕を選択)/第2次=面接等(2026年10月18日・千里山キャンパス。最終合格発表11月2日)
- 評価の核:関大AOで最も評定要件が高い学部。全体3.8かつ英語・国語それぞれ4.0以上(型により全体3.8+英語に関する科目4.2以上)。出願時に選択した主専攻言語(英語・中国語)は入学後に変更できない。募集20名は関大AOで2番目の規模。
エクシオの視点:評定3.8+英語4.0という条件を満たせる人が限られるぶん、2026年度は38人中17人が合格しています。校内成績を高2から積み上げてきた人にとっては、関大で最も計算の立つ方式です。
人間健康学部 人間健康学科「AO入試(総合型選抜)」
注意:第2次選考は堺キャンパスで実施
注意:2026年度実績は1次志願103→1次合格31→最終合格17
- 評定基準:3.5(留学等で算出できない者には評定条件を課さない)
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の出願要件はなし)
- 募集人員:15名(スポーツ活動実績型・地域貢献活動評価型・自己推薦型あわせて)
- 出願:1次出願2026年9月1日〜7日・1次発表10/8・2次10/18(堺キャンパス)・最終発表11/2
- 選考:第1次=書類選考(スポーツ活動実績型/地域貢献活動評価型/自己推薦型のいずれか)/第2次=小論文90分(1,200字程度)+グループワークを踏まえた面接(口頭試問・プレゼンを含む)。2026年10月18日・堺キャンパス
- 評価の核:関大AOで唯一「第一志望とし、強く入学を希望する者」を明記する学部のひとつ。評定3.5+3つの出願型から選ぶ。第2次選考はグループワークを踏まえた面接という独特の形式で、協働の中での振る舞いが評価される。
エクシオの視点:グループワークを踏まえた面接は、一人で完成させた回答では対応できません。他者の意見を受けて自分の考えを進められるかが見られるので、模擬グループワークの練習が直接効きます。
総合情報学部 総合情報学科「AO入試(総合型選抜)」
注意:第2次選考は高槻キャンパスで実施
注意:2026年度実績は2型計で1次志願87→1次合格32→最終合格19
- 評定基準:3.5(留学等で算出できない者には評定条件を課さない)
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の一律要件はなし(資格ルートの一つとして評価対象))
- 募集人員:20名(活動実績評価型10・情報リテラシー評価型10。型どうしの併願は不可)
- 出願:1次出願2026年9月1日〜7日・1次発表10/8・2次10/18(高槻キャンパス)・最終発表11/2
- 選考:第1次=書類選考(活動実績評価型=資格・技能・コンクール等の実績/情報リテラシー評価型)/第2次=面接(口頭試問を含む)。2026年10月18日・高槻キャンパス
- 評価の核:活動実績評価型10名と情報リテラシー評価型10名の2型(相互併願不可)。活動実績評価型は高度な資格や技能、コンクール・競技などでの高い評価が入口で、その実績が入学後の学習にどうつながるかを示すことが求められる。
エクシオの視点:情報系の実績(プログラミング・映像制作・コンテスト入賞など)を持っているなら活動実績評価型が本命です。作ったものを「学部の学びにどう接続するか」まで言語化できると強い方式です。
社会安全学部 安全マネジメント学科「AO入試(総合型選抜)」
注意:出願時に第2次選考のプレゼンで用いる説明資料の写し(A3程度に縮小)の提出が必要
注意:説明資料以外の持ち込みによるプレゼンは不可
注意:2026年度実績は1次志願22→1次合格13→最終合格7
- 評定基準:3.5(留学等で算出できない者には評定条件を課さない)
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の出願要件はなし)
- 募集人員:5名(考動力評価型)
- 出願:1次出願2026年9月1日〜7日・1次発表10/8・2次10/18(高槻ミューズキャンパス)・最終発表11/2
- 選考:第1次=書類選考(第2次のプレゼンで用いる説明資料の写しを提出)/第2次=小論文90分+面接(説明資料を用いたプレゼンテーション5分以内・口頭試問10分)。2026年10月18日・高槻ミューズキャンパス
- 評価の核:考動力評価型の1型のみ。「関西大学社会安全学部を第一志望とし、強く入学を希望する者」が出願資格。第2次選考では自作の説明資料を使った5分プレゼン(テーマ自由)と10分の口頭試問が課され、出願時に資料の写しを提出する必要がある。
エクシオの視点:テーマ自由の5分プレゼンは、防災・安全への関心を自分の言葉と資料で見せる場です。出願時点で資料の写しを出すため、夏のうちにプレゼンを完成させておく必要があります。
ビジネスデータサイエンス学部 ビジネスデータサイエンス学科「AO入試(総合型選抜)」
注意:2027年4月1日現在で満23歳未満という年齢要件あり(卒業年は2025年4月〜2027年3月)
注意:第2次選考は吹田みらいキャンパスで実施
注意:2026年度実績は1次志願37→1次合格23→最終合格14
- 評定基準:3.5(留学等で算出できない者には評定条件を課さない)
- 英語資格:実用英語技能検定準1級以上・TOEFL iBT等(資格ルートで出願する場合)(コンペティション実績等のルートもあるため必須ではない)
- 募集人員:24名(関大AOで最大)
- 出願:1次出願2026年9月1日〜7日・1次発表10/8・2次10/18(吹田みらいキャンパス)・最終発表11/2
- 選考:第1次=書類選考(コンペティション・競技プログラミングの実績、高度資格等)/第2次=面接等(2026年10月18日・吹田みらいキャンパス。最終合格発表11月2日)
- 評価の核:募集24名は関大AOで最大規模。各種コンペティションや競技プログラミング大会での実績(日本学生科学賞の情報・技術/応用数学の中央予備審査通過など)、または英検準1級・TOEFL iBT等の高度資格が入口。データサイエンスの素養を実績で示す設計。
エクシオの視点:24名という最大枠に対して2026年度の志願は37人。競技プログラミングやデータ分析のコンテスト経験があるなら、関大AOで最も枠に余裕のある入口です。
システム理工学部 数学・物理応用物理・機械工・電気電子情報工・グリーンエレクトロニクス工「AO入試(総合型選抜)」
注意:活動実績評価型とデータサイエンス型は相互併願不可
注意:2026年度実績は1次志願15→1次合格8→最終合格8(約1.9倍で関大AO最低倍率)
- 評定基準:3.5(留学等で算出できない者には評定条件を課さない)
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の一律要件はなし)
- 募集人員:11名(活動実績評価型・データサイエンス型あわせて。データサイエンス型は電気電子情報工学科のみ)
- 出願:1次出願2026年9月1日〜7日・1次発表10/8・2次10/18・最終発表11/2
- 選考:第1次=書類選考(活動実績評価型/データサイエンス型〔電気電子情報工学科のみ〕)/第2次=面接等(2026年10月18日・千里山キャンパス。最終合格発表11月2日)
- 評価の核:高校課程の数学と理科の知識を十分に習得していることを前提に、日本数学オリンピック・物理チャレンジ・サイエンスキャンプ・ロボットコンテスト等での成果や、実用数学技能検定準1級・情報処理技術者試験(レベル3)などの資格を評価する。2026年度は15人中8人が合格と関大AOで最も倍率が低い。
エクシオの視点:2026年度は1次を通った8人が全員合格しました。数オリ・物理チャレンジ・ロボコンなどの経験がある理系受験生には、関大で最も現実的な入口です。
環境都市工学部 建築・都市システム工・エネルギー環境化学工「AO入試(総合型選抜)」
注意:SDGs型は課題レポートのPowerPointをUSBメモリに保存して当日持参
注意:2026年度実績は2型計で1次志願38→1次合格10→最終合格7
- 評定基準:3.5(留学等で算出できない者には評定条件を課さない)
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の一律要件はなし)
- 募集人員:8名(建築3・都市システム工3・エネルギー環境化学工2。2型あわせて)
- 出願:1次出願2026年9月1日〜7日・1次発表10/8・2次10/18・最終発表11/2
- 選考:第1次=書類選考(活動実績評価型=学術・課外活動の実績/SDGs型=課題レポート)/第2次=活動実績評価型=口頭試問を含む個人面接/SDGs型=PowerPointを用いたプレゼン5分+面接(USBメモリ持参)。2026年10月18日・千里山キャンパス
- 評価の核:活動実績評価型とSDGs型の2型(相互併願不可)。SDGs型は志望学科に応じてSDGsの目標を選び、まちづくりの課題解決や将来像と結びつけた課題レポートを提出したうえで、当日PowerPointでプレゼンする。学科ごとの募集は建築3・都市システム3・エネルギー環境化学2。
エクシオの視点:SDGs型は「17の目標のどれを選び、志望学科の技術でどう解くか」を示す設計です。探究活動でまちづくりや環境に取り組んできた人は、その成果をそのままプレゼンに載せられます。
化学生命工学部 化学物質工・生命生物工「AO入試(総合型選抜)」
注意:実績評価型・KUMP型は化学・物質工学科のみ。3型は相互併願不可
注意:2026年度実績は3型計で1次志願20→1次合格14→最終合格7
- 評定基準:3.5(留学等で算出できない者には評定条件を課さない)
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の一律要件はなし)
- 募集人員:11名(探究評価型5/実績評価型3・KUMP型3=いずれも化学・物質工学科のみ)
- 出願:1次出願2026年9月1日〜7日・1次発表10/8・2次10/18・最終発表11/2
- 選考:第1次=書類選考(探究評価型/実績評価型/関大メディカルポリマー〔KUMP〕型)/第2次=面接等(2026年10月18日・千里山キャンパス。最終合格発表11月2日)
- 評価の核:3つの型を持つ。探究評価型5名(両学科対象)、実績評価型3名と関大メディカルポリマー(KUMP)型3名は化学・物質工学科のみ。KUMP型は関西大学が推進する医療用高分子研究の拠点に直結した独自の枠。
エクシオの視点:KUMP型は医療用高分子という具体的な研究テーマに直結した珍しい枠です。医工連携や材料科学に関心があるなら、志望理由をこの研究拠点と接続して書けるかが差になります。
全13学部「SF入試(スポーツフロンティア入試)」
注意:社会・システム理工・環境都市工・化学生命工学部では複数の志望学科を届け出る必要がある
注意:出願前に入学後所属予定の課外活動団体への連絡が必要
- 評定基準:要項で確認(学部・募集期により異なる)
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の出願要件はなし)
- 募集人員:全13学部で実施(募集人員は要項で確認)
- 出願:9月募集=2026年9月3日〜7日、12月募集=12月7日〜8日(年度で変動)
- 選考:第1次=書類選考(競技実績の証明。9月募集と12月募集の2期)/第2次=面接・実技等
- 評価の核:優れたスポーツ実績と競技能力を持つ受験生を全13学部で受け入れる方式。9月募集と12月募集の2期制。AO入試と同時に出願できる唯一の方式で、両方の第1次選考に合格した場合は第2次選考でどちらかを選ぶ。出願前に入学後所属予定の課外活動団体への連絡が求められる。
エクシオの視点:競技実績が武器の受験生にとって、AO入試と並行して出願できる貴重な方式です。12月募集もあるため、秋の大会結果を持って再挑戦できる設計になっています。
2026年度の試験結果
| 学部・方式 | 志願 | 第1次合格 | 最終合格 |
|---|---|---|---|
| 文学部 | 116 | 40 | 15 |
| 法学部(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ型計) | 105 | 57 | 31 |
| 人間健康学部 | 103 | 31 | 17 |
| 社会学部 | 102 | 26 | 16 |
| 総合情報学部(2型計) | 87 | 32 | 19 |
| 経済学部 | 71 | 31 | 15 |
| 政策創造学部 | 52 | 10 | 10 |
| 外国語学部 | 38 | 26 | 17 |
| 環境都市工学部(2型計) | 38 | 10 | 7 |
| ビジネスデータサイエンス学部 | 37 | 23 | 14 |
| 商学部 | 23 | 14 | 11 |
| 社会安全学部 | 22 | 13 | 7 |
| 化学生命工学部(3型計) | 20 | 14 | 7 |
| システム理工学部(2型計) | 15 | 8 | 8 |
| 総計 | 829 | 335 | 194 |
公式「2026年度 AO入試 志願者・合格者数」より(第1次志願→第1次合格→最終合格)。2025年度は702→320→202で、志願者は1年で約18%増えた一方、最終合格は微減
よくある質問
関西大学のAO入試は専願ですか。
入学確約の条項はなく、他大学との併願を禁じる規定もありません。ただし共通の出願資格は「志望学部での勉学を強く希望し入学を志す者」という意欲要件で、人間健康学部と社会安全学部だけは「第一志望とし、強く入学を希望する者」と明記されています。また、関西大学の学内では出願できるのは1学部・1型のみです。
AO入試と学内の推薦入試は併願できますか。
できません。「AO入試に出願している者が関西大学の各種推薦入学制度に出願する場合は、AO入試への出願を辞退したものとして扱います」と要項に明記されています。例外はSF入試(スポーツフロンティア入試)で、AO入試との同時出願は可能です。ただし両方の第1次選考に合格した場合は、どちらかを選んで第2次選考に出願します。
評定平均はどのくらい必要ですか。
多くの学部で全体3.5以上が基本ラインです(文・経済・商・社会・政策創造・人間健康・総合情報・社会安全・システム理工・環境都市工など)。外国語学部だけは全体3.8かつ英語・国語それぞれ4.0以上(型により英語に関する科目4.2)と高めです。法学部は評定基準を設けていません。なお留学等で評定平均値が算出できない場合は評定条件が課されません。
英語の資格は必要ですか。
学部・型によります。法学部Ⅰ型(英検2級・TOEFL iBT等)、文学部の外国語能力重視型(英検2級・仏検4級・独検4級・中検4級など)、商学部(英検準1級等の高度資格)、政策創造学部(英検準1級CSE2300等)では語学資格が入口になります。法学部Ⅱ・Ⅲ型や理系学部の活動実績評価型など、語学資格を求めない型も多くあります。
第2次選考では何が課されますか。
学部ごとに大きく異なります。法学部Ⅰ型は英文資料90分+日本語200字の要旨作成+面接、Ⅱ型は指定図書の課題テーマ小論文90分(指定図書の持参が必須)、人間健康学部は小論文90分+グループワークを踏まえた面接、社会安全学部は小論文90分+説明資料を用いたプレゼン5分+口頭試問10分、環境都市工学部SDGs型はPowerPointプレゼン5分などです。
倍率はどのくらいですか。
2026年度は第1次志願829人→第1次合格335人→最終合格194人で、実質倍率は約4.3倍でした。学部差が大きく、文学部が116人→15人(約7.7倍)の一方、システム理工学部は15人→8人(約1.9倍)、商学部は23人→11人(約2.1倍)です。志願者は2025年度の702人から約18%増えており、最終合格者は202人から194人へ微減しています。
掲載情報の出典と最終確認日
- 関西大学「2027年度 AO入学試験要項」(全13学部一括・64ページ)・「AO入学試験ガイドブック」
- 関西大学「2027年度 SF入学試験要項」・公式サイト「SF入試」ページ
- 関西大学 Kan-Dai web「2026年度・2025年度 AO入試 志願者・合格者数」(実績の出典)
- 関西大学 Kan-Dai web「2027年度 総合型選抜 AO入学試験の変更点について」
いずれも2026-08-25確認。募集人員・出願資格・日程は年度で変わります。出願の際は必ず大学公式の最新の募集要項をご確認ください。