上智大学の公募推薦(学校推薦型選抜)|9学部30学科・募集529名——学科別課題×専願の公募推薦【2027年度】
上智の年内入試は「公募推薦」一本勝負
上智大学に「総合型選抜」という名称の入試はありません。年内入試の本体は「推薦入学試験(公募制)」です。全9学部30学科・募集計529名で実施され、高等学校長の推薦に基づく公募制。最大の特徴は、学科ごとに完全に個別設計された「レポート等特定課題」と当日の「学科試問」で、学科への適性を直接測る点です。第一志望・入学確約(専願)で、原則として現役生のみが対象。2026年度は志願1,303名に対し合格472名(実質倍率 約2.8倍)でした。
エクシオの視点
上智の公募推薦は「学科が決め打ちの課題」を出す入試。志望学科選び=課題選び
哲学科は哲学書1冊の論述(手書き限定)、英文学科は英米文学の登場人物論3000字(PC限定)、史学科・フランス文学科はレポート提出なしのかわりに課題図書が学科試問で出題される——上智の「レポート等特定課題」は学科ごとに完全に別物です。つまりこの入試は、学部名のイメージではなく「その学科の課題に半年向き合えるか」で志望を決めるのが合理的です。
出願資格の骨格は「評定・全体4.0以上」(神学科のみ3.5、理工は3.8+理系4.5の代替ルートあり)に、英検2級/2級A/準1級の3段階の英語基準が学科ごとに載る構造です。倍率の学科差も大きく、2026年度は心理6.8倍・教育5.4倍に対し看護1.5倍。同じ「上智の公募」でも、学科選びで難易度は数倍変わります。日程は出願11月・試問11月28日・発表12月10日と遅く、不合格でも一般選抜(1月出願)に切り替えられる、リスクの小さい挑戦です。
併願ルール
- ✕ 専願(第一志望・入学確約) — 被推薦者資格に「本学を第一志望とし、出願学科への入学を確約できる者」と明記。併願自由型ではありません。
- ✕ 出願は1学科のみ — 志望学科は任意に選べますが、出願できるのは1学科だけ。推薦入学試験(指定校制)との併願もできません。
- ◯ 不合格時の一般選抜切替 — 合格発表が12月10日のため、不合格でも一般選抜(1月出願)への切り替えは日程上可能です。
「本学を第一志望とし、出願学科への入学を確約できる者。志望動機が適切であり、当該学科での履修能力があると認められる者」(2027年度 推薦入学試験(公募制)要項・被推薦者資格)
学科課題は大きく3タイプ。課題から逆算して学科を選ぶ
- タイプ 1:レポート執筆型 — 神・哲・国文・英文・独文・新聞・法・社会福祉・看護など。指定文字数・様式(手書き限定/PC限定・原稿用紙の縦横)まで学科ごとに細かく指定。哲は哲学書1冊、英文は3000字の作品論、看護は体験前提の2本立て。
- タイプ 2:課題図書型 — 史・フランス文・経済・フランス語・ポルトガル語・総合グローバルなど。指定図書の読み込みが前提で、内容が当日の学科試問や面接での質問・プレゼンに直結する。
- タイプ 3:理系・英語型 — 理工4学科は数Ⅰ〜Ⅲ+理科の必履修と120分の理系試問。国際教養とデジタルグリーンテクノロジーは面接が英語で、国際教養は課題なしのかわりにTOEFL83/IELTS6.5級のスコアが必須。
出願から合格発表まで、1本のスケジュール
| 種別 | 時期 | 内容・対象 | 逆算の目安 |
|---|---|---|---|
| 出願 | 2026年11月1日〜5日 | Web出願・入学検定料納入(全学科共通。出願書類の郵送は11月6日締切) | 学科別のレポート等特定課題と学校長推薦・調査書の手配は夏から |
| 試験 | 11月28日 | 学科試問・面接(1日で実施。国際教養・デジタルグリーンテクノロジーは英語面接) | 課題図書型の学科は試問対策として図書の読み込みを |
| 発表 | 12月10日 | 合格発表(入学手続は2027年1月8日締切) | 不合格時は一般選抜(1月出願)へ切替可能な日程 |
2027年度の変更点
- 総合グローバル学科のTEAP基準:入学試験資料掲載の値 → TEAP 330(各70)に訂正。「各学科の募集人員と指定する出願要件」の訂正版で修正されています。古い資料・パンフレットの数値で判断しないでください。
- 外国語検定として国連英検が利用可能 → 国連英検は2025年度で終了。過去に取得した国連英検の結果は引き続き利用可能です。
※毎年の要項で数値・基準の訂正が入ることがあります。出願前に必ず最新版を確認してください。
学部別の方式ガイド
上智大学 神学部|推薦入学試験(公募制)
注意:レポート課題は「キリスト教を学びたいと希望するに至った過程・学びたいこと」A4 1600字程度・手書きのみ可
注意:原則、2027年3月卒業見込みの現役生のみ(全学科共通)
- 評定基準:3.5(在学全期間を通じて満たすこと)
- 英語資格:数値基準なし(外国語検定試験の指定なし(30学科で神学科のみ))
- 募集人員:8名
- 出願:Web出願2026年11月1日〜5日(書類郵送11月6日締切)・学科試問+面接11月28日・合格発表12月10日・入学手続締切2027年1月8日
- 選考:第1次=書類審査(学校長推薦・調査書・自己推薦書・レポート等特定課題。特筆すべき実績の証明書類は任意提出可)/第2次=学科試問(キリスト教外国語〔英独仏より選択〕の基礎理解90分+小論文—キリスト教に関する基礎理解60分)+面接(11月28日)
- 評価の核:キリスト教を学びたい動機の深さを、1600字のレポート(手書きのみ)と当日の試問・面接で問う。30学科で唯一、外国語検定の指定がなく、評定基準も3.5と最も広い入口。2026年度実績は志願25→合格8。
エクシオの視点:評定3.5・検定不問と入口は最も広い一方、試問はキリスト教外国語+キリスト教理解という独自路線。ミッション系の学びへの本気度がそのまま合否を分けます。
上智大学 文学部(哲・史・国文・英文・ドイツ文・フランス文・新聞)|推薦入学試験(公募制)
注意:必履修科目:哲=『歴史総合・世界史探究』または『倫理』/史=『歴史総合・日本史探究』または『歴史総合・世界史探究』
注意:史の課題図書は宮澤光『世界遺産で考える5つの現在』、フランス文はモーリヤック『テレーズ・デスケルー』(上智大学出版)
注意:2026年度の学科別実績例:新聞66→25/英文31→19/哲23→9/史35→11/国文6→3
- 評定基準:4(学科別の追加条件あり:史=地理歴史4.3以上/国文=国語4.3以上/英文=英語4.5以上/ドイツ文=外国語・国語各4.0/フランス文=英語(または仏語)・国語各4.0。哲のみ「全体3.8以上かつ外国語・国語各4.3以上」の代替ルートあり)
- 英語資格:英検2級/TEAP220(各50)/IELTS4.0 など(英文学科のみ準1級/TEAP330(各70)/IELTS5.5)(いずれか1つ。独検・仏検等の基準もあり(ドイツ文・フランス文)。証明書類は出願書類提出期日までに提出できるものだけ有効)
- 募集人員:計109名(哲15・史13・国文5・英文20・ドイツ文10・フランス文6・新聞40)
- 出願:Web出願2026年11月1日〜5日(書類郵送11月6日締切)・学科試問+面接11月28日・合格発表12月10日・入学手続締切2027年1月8日
- 選考:第1次=書類審査(学校長推薦・調査書・自己推薦書・学科別のレポート等特定課題。史・フランス文はレポート不要のかわりに課題図書指定)/第2次=学科試問(哲=試問60分/史=課題図書に関わる試問90分/国文=小論文90分/英文=英語適性検査60分/ドイツ文=小論文90分/フランス文=ディクテーション30分+課題図書の小論文90分/新聞=基礎的試問90分)+面接(11月28日)
- 評価の核:7学科それぞれが課題を完全個別設計。哲は哲学書1冊の論述(手書き5枚以内)、英文は英米文学の登場人物論3000字(PC限定)、国文は古典・近代各1作品で縦書10枚以上(手書き)。課題への半年の向き合いがそのまま選考になる。2026年度実績は7学科計で志願194→合格90。
エクシオの視点:「上智文学部」でひとくくりにせず、課題で学科を選ぶのが定石。手書き限定(哲・国文)かPC限定(英文)かで準備の負荷も変わります。募集40名の新聞学科は文学部最大の門です。
上智大学 総合人間科学部(教育・心理・社会・社会福祉・看護)|推薦入学試験(公募制)
注意:必履修科目:看護のみ『数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C』または『化学基礎・化学』または『生物基礎・生物』
注意:看護の課題は2本立て(①1日看護体験・病院ボランティアからの学び ②新聞記事を素材にした医療・看護の課題論述。各2000字程度・PC入力のみ)
注意:社会福祉は3000字レポート+面接で3分プレゼン(模造紙サイズ1枚の資料を提示)
- 評定基準:4(5学科共通で全体4.0以上(教科別の追加条件なし))
- 英語資格:英検2級/TEAP220(各50)/IELTS4.0 など(5学科共通。いずれか1つ)
- 募集人員:計62名(教育7・心理10・社会10・社会福祉15・看護20)
- 出願:Web出願2026年11月1日〜5日(書類郵送11月6日締切)・学科試問+面接11月28日・合格発表12月10日・入学手続締切2027年1月8日
- 選考:第1次=書類審査(学校長推薦・調査書・自己推薦書・学科別のレポート等特定課題)/第2次=学科試問(教育=小論文90分/心理=論述試験90分/社会=試問60分/社会福祉=試験90分/看護=小論文60分)+面接(11月28日。社会福祉は模造紙1枚での3分プレゼンつき)
- 評価の核:評定は5学科とも全体4.0以上で横並びだが、実質倍率の学科差が全学最大:2026年度は心理6.8倍(81→12)・教育5.4倍(49→9)に対し、看護1.5倍(29→20)。5学科計で志願263→合格72と、上智公募制で最も志願が集まる学部。
エクシオの視点:心理・教育は募集1桁に志願が集中する最激戦区。逆に看護は体験・ボランティアの実働が課題の前提になるぶん、準備した人には倍率1.5倍と、数字の見え方が逆転します。
上智大学 法学部(法律・国際関係法・地球環境法)|推薦入学試験(公募制)
注意:2026年度の学科別実績:法律99→28/国際関係法48→17/地球環境法28→11
注意:学科試問は3学科とも小論文形式(60分)。法律・地球環境法は800字の字数指定あり
- 評定基準:4(3学科共通で全体4.0以上(教科別の追加条件なし))
- 英語資格:法律・地球環境法=英検2級A/TEAP270(各65)/IELTS4.5、国際関係法=英検準1級/TEAP330(各70)/IELTS5.5(英検2級A=2級合格かつCSEスコア2150点以上(または準1級・1級合格))
- 募集人員:計53名(法律28・国際関係法14・地球環境法11)
- 出願:Web出願2026年11月1日〜5日(書類郵送11月6日締切)・学科試問+面接11月28日・合格発表12月10日・入学手続締切2027年1月8日
- 選考:第1次=書類審査(学校長推薦・調査書・自己推薦書・レポート等特定課題〔各学科2000字程度〕)/第2次=学科試問(法律=社会と法に関する設問を含む小論文800字・60分/国際関係法=国際関係に関する小論文60分/地球環境法=社会〔環境問題を含む〕と法に関する小論文800字・60分)+面接(11月28日)
- 評価の核:3学科とも評定は全体4.0以上で共通だが、英語基準が学科で分かれる:法律・地球環境法=英検2級A(CSE2150)級、国際関係法のみ準1級級。レポートは「法の役割・機能を具体例で論じる」型で3学科共通の骨格。2026年度実績は3学科計で志願175→合格56。
エクシオの視点:英検2級と2級Aの差(CSE2150)で出願可否が分かれる、見落としやすい基準です。国際関係法だけ準1級の壁があるぶん、志願者層も一段厚くなります。
上智大学 経済学部(経済・経営)|推薦入学試験(公募制)
注意:必履修科目:経済のみ『数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C(ベクトル)』(学校設定科目での代替は調査書に記載)
注意:経済の課題図書は竹村彰通『データサイエンス入門』(岩波新書)。レポート提出は不要だが面接で質問される
- 評定基準:4(経済学科はさらに数学の学習成績4.5以上が必要。経営学科は全体4.0のみ)
- 英語資格:経済=英検2級/TEAP220(各50)/IELTS4.0、経営=英検2級A/TEAP270(各65)/IELTS4.5(いずれか1つ)
- 募集人員:計51名(経済24・経営27)
- 出願:Web出願2026年11月1日〜5日(書類郵送11月6日締切)・学科試問+面接11月28日・合格発表12月10日・入学手続締切2027年1月8日
- 選考:第1次=書類審査(学校長推薦・調査書・自己推薦書・課題。経済=課題図書の熟読〔レポート不要〕、経営=志望理由1200字程度)/第2次=学科試問(経済=数学の基礎に関する理解力・思考力60分/経営=産業社会に関する理解力と思考力90分)+面接(11月28日。経済は課題図書について質問)
- 評価の核:同じ経済学部でも設計が対照的:経済学科は数学勝負(必履修に数Ⅰ〜C〔ベクトル〕・数学の評定4.5以上・試問も数学)、経営学科は評定4.0+産業社会の論述。2026年度実績は経済53→17・経営81→21で、計134→38。
エクシオの視点:「経済系に行きたい」だけで選ぶと事故になります。数学4.5と数学試問に耐えるなら経済、論述で勝負するなら経営。求められる力が学科名以上に違います。
上智大学 外国語学部(英語・ドイツ語・フランス語・イスパニア語・ロシア語・ポルトガル語)|推薦入学試験(公募制)
注意:課題は「当該言語圏の政治・経済・文化等から関心テーマを選び、諸意見を比較して論じる」型が基本(2400〜2500字程度)。英語学科は英語800語でも可
注意:フランス語=課題図書『フランス語圏を知るための61章』を面接で口頭発表3分/ポルトガル語=課題図書+模造紙プレゼン3分
注意:2026年度の学科別実績例:英語135→60/ドイツ語22→12/ポルトガル語17→5
- 評定基準:4(学科別の追加条件:英語=英語4.3以上/ドイツ語・フランス語・イスパニア語・ポルトガル語=外国語・国語各4.3以上/ロシア語=外国語4.3以上)
- 英語資格:英語学科=英検準1級/TEAP330(各70)/IELTS5.5。フランス語=英検2級A級、他4学科=英検2級/TEAP220(各50)/IELTS4.0 など(独検・仏検等、当該言語の検定基準でも可(学科による))
- 募集人員:計128名(英語65・ドイツ語17・フランス語12・イスパニア語10・ロシア語12・ポルトガル語12)
- 出願:Web出願2026年11月1日〜5日(書類郵送11月6日締切)・学科試問+面接11月28日・合格発表12月10日・入学手続締切2027年1月8日
- 選考:第1次=書類審査(学校長推薦・調査書・自己推薦書・学科別課題。テーマ論述型が中心。フランス語・ポルトガル語は課題図書型)/第2次=学科試問(英語=諸技術適性検査90分/ドイツ語=設問を含む小論文90分/フランス語=小論文1400字・60分/イスパニア語=表現能力・読解力と要約力60分/ロシア語・ポルトガル語=基礎的知識を問う設問を含む小論文)+面接(11月28日)
- 評価の核:全学科「全体4.0+語学系評定4.3」の高い内申基準が入口。英語学科(募集65名)は英検準1級級が必須で、2026年度は志願135→合格60と公募制最大の志願規模。非英語5学科は英検2級〜2級A級で出願でき、当該言語圏への関心をテーマ論述で示す設計。6学科計で志願211→合格97。
エクシオの視点:内申4.3の壁が実質的な第一関門。英語学科以外は「その言語・地域を選んだ理由」の解像度で差がつくため、課題図書や地域研究の入門書を早めに読み込むのが近道です。
上智大学 総合グローバル学部|推薦入学試験(公募制)
- 評定基準:4(教科別の追加条件なし)
- 英語資格:英検準1級/TEAP330(各70)/IELTS5.5 など(TEAPの基準値は入学試験資料から訂正されている(訂正後330・各70)。古い資料の数値に注意)
- 募集人員:60名
- 出願:Web出願2026年11月1日〜5日(書類郵送11月6日締切)・学科試問+面接11月28日・合格発表12月10日・入学手続締切2027年1月8日
- 選考:第1次=書類審査(学校長推薦・調査書・自己推薦書・レポート等特定課題〔指定図書4冊から1冊を選び研究テーマと関連づけて2000字程度〕)/第2次=学科試問(小論文800字・90分)+面接(11月28日)
- 評価の核:指定図書(高坂正堯『国際政治』・平賀緑『食べものから学ぶ現代社会』・渡辺将人『台湾のデモクラシー』・私市正年『サハラが結ぶ南北交流』)から1冊を選び、自分の研究関心と接続できるかを問う。募集60名に対し2026年度は志願168→合格64(約2.6倍)と、規模・人気とも公募制の看板学部のひとつ。
エクシオの視点:指定図書の4冊は国際政治・食料・メディア・地域研究と方向がばらけています。どれを選ぶかがそのまま「学部で何をやりたいか」の表明になるため、選書から戦略です。
対策記事:上智大学総合グローバル学部の公募推薦|求める人物像と対策/上智大学のカトリック推薦とは|対象校・出願条件・面接対策
上智大学 国際教養学部(公募制)|推薦入学試験(公募制)
- 評定基準:4(教科別の追加条件なし)
- 英語資格:TOEFL iBT83/IELTS6.5/TEAP340(各75)のいずれか(英検・GTEC等は利用不可(スコア型のみ)。準1級合格だけでは出願できない)
- 募集人員:30名
- 出願:Web出願2026年11月1日〜5日(書類郵送11月6日締切)・学科試問+面接11月28日・合格発表12月10日・入学手続締切2027年1月8日
- 選考:第1次=書類審査(学校長推薦・調査書・自己推薦書。レポート等特定課題はなし)/第2次=学科試問(English Aptitude Test〔essay writing〕60分)+面接(英語で実施。11月28日)
- 評価の核:30学科で唯一レポート課題がなく、そのかわり英語基準が最も高い(TOEFL iBT83/IELTS6.5/TEAP340)。英検・GTECは利用不可でスコア型のみ。試問も面接も英語で、英語で学ぶ4年間への適性を直接測る。2026年度実績は志願82→合格31。別制度の「国際教養学部入学試験」(書類選考型)もある。
エクシオの視点:課題がない=ラクではなく、英語力そのものが選考の中心という意味です。essay writingは構成力勝負なので、スコアを満たした後はアカデミックライティングの練習に時間を回すべきです。
上智大学 理工学部(物質生命理工・機能創造理工・情報理工・デジタルグリーンテクノロジー)|推薦入学試験(公募制)
注意:必履修科目:全学科『数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C』および理科1科目(物理/化学/生物の基礎+専門)
注意:デジタルグリーンテクノロジー学科は全授業・研究指導が英語。レポートも全て英語(各500ワード×2本)、面接も英語
注意:2026年度の学科別実績:物質生命13→6/機能創造27→10/情報理工11→0(合格者なし)
- 評定基準:4(「全体3.8以上かつ数学・理科(情報系は+情報)各4.5以上」の代替ルートあり。理系科目が強ければ全体3.8でも出願可)
- 英語資格:英検2級/TEAP220(各50)/IELTS4.0 など(デジタルグリーンテクノロジー学科の検定基準は要項の表(画像)で個別確認)
- 募集人員:計24名(物質生命7・機能創造9・情報理工5〔いずれも予定〕+デジタルグリーンテクノロジー3)
- 出願:Web出願2026年11月1日〜5日(書類郵送11月6日締切)・学科試問+面接11月28日・合格発表12月10日・入学手続締切2027年1月8日
- 選考:第1次=書類審査(学校長推薦・調査書・自己推薦書・学科別レポート〔学びたいこと+科学的考察の2本構成が基本。デジタルグリーンテクノロジーは全て英語・各500ワード×2〕)/第2次=学科試問(物質生命=自然科学の小論文・分野2つ選択120分/機能創造=数学・物理の基礎120分/情報理工=数学・物理・情報の基礎120分/デジタルグリーンテクノロジー=DXを対象とした小論文120分〔解答は日本語で可〕)+面接(11月28日。デジタルグリーンテクノロジーは英語面接)
- 評価の核:全学科で数Ⅰ〜Ⅲ・理科の必履修指定があり、評定は「①全体4.0以上、または②全体3.8以上かつ数学・理科(情報理工とデジタルグリーンテクノロジーは+情報)各4.5以上」の2ルート制。試問は120分の理系論述で、当日の実力を直接確かめる設計。2026年度実績は3学科計で志願51→合格16。
エクシオの視点:情報理工は2026年度、志願11名に対し合格0という結果でした。試問(数学・物理・情報120分)の水準が高く、「書類が良ければ通る」入試ではないことを前提に、理系科目の実力を仕上げてから挑むべきです。
上智大学 国際教養学部|国際教養学部入学試験
注意:9月入学英語学位プログラム(SPSF)にも別制度「SPSF入学試験」があります。いずれも専用要項で確認してください
- 評定基準:専用要項で確認
- 英語資格:英語で学ぶ学部のため英語力の証明が中心。基準は専用要項で確認
- 募集人員:専用要項で確認
- 出願:専用要項で確認
- 選考:第1次=専用要項で確認/第2次=専用要項で確認
- 評価の核:英語による学位取得プログラム(国際教養学部)の独自入試。公募推薦(国際教養学科・英語面接)とは別制度。
エクシオの視点:国際教養学部は「公募推薦の国際教養学科」と「学部独自の入学試験」の2ルートがあり、混同しやすいポイントです。まずどちらの制度で狙うかを決めてから要項を読み込んでください。
2026年度の試験結果
| 学部・方式 | 志願 | 第1次合格 | 最終合格 |
|---|---|---|---|
| 総合人間科学部(5学科計) | 263 | ― | 72 |
| 外国語学部(6学科計) | 211 | ― | 97 |
| 文学部(7学科計) | 194 | ― | 90 |
| 法学部(3学科計) | 175 | ― | 56 |
| 総合グローバル学部 | 168 | ― | 64 |
| 経済学部(2学科計) | 134 | ― | 38 |
| 国際教養学部 | 82 | ― | 31 |
| 理工学部(3学科計) | 51 | ― | 16 |
| 神学部 | 25 | ― | 8 |
| 総計 | 1,303 | ― | 472 |
公式「2026年度 入学試験データ」掲載値(志願者数→合格者数)。学科差が大きく、心理81→12(6.8倍)・教育49→9(5.4倍)の一方、看護29→20(1.5倍)・情報理工11→0
よくある質問
上智の公募推薦は専願ですか。
専願です。被推薦者資格に「本学を第一志望とし、出願学科への入学を確約できる者」と明記されています。出願は1学科のみで、指定校制との併願もできません。
評定平均はどのくらい必要ですか。
ほぼ全学科で「全体4.0以上」が基準です。例外は神学科(3.5以上)と、哲学科・理工学部の「全体3.8以上+指定教科4.3〜4.5以上」の代替ルート。さらに史=地歴4.3、国文=国語4.3、英文=英語4.5、経済=数学4.5、外国語学部=語学系4.3など、教科別の上乗せ条件がある学科が多くあります。
英語の資格はどのレベルが必要ですか。
学科により3段階に分かれます。英検2級級(文・総合人間科学・経済ほか)、英検2級A級=2級合格+CSE2150(法律・地球環境法・経営・フランス語)、英検準1級級(英文・国際関係法・英語・総合グローバル)。国際教養学科のみ英検不可でTOEFL iBT83/IELTS6.5等のスコア型のみ、神学科のみ指定なしです。
浪人生(既卒)でも出願できますか。
原則できません。2027年3月に高等学校を卒業見込みの者(現役)が対象です。留学により卒業期が繰り下がった場合などの例外はあります。
倍率はどのくらいですか。
2026年度の公募制全体では志願1,303名→合格472名で約2.8倍です。ただし学科差が非常に大きく、心理6.8倍・教育5.4倍・新聞2.6倍・看護1.5倍など。情報理工は志願11名で合格0でした。
国際バカロレア(IB)でも出願できますか。
公募推薦にはIB枠があり、IB Diploma取得見込者が対象です(最終試験で取得できなかった場合は合格取消)。このほか別制度として国際バカロレア入学試験(第1期・第2期)もあります。
掲載情報の出典と最終確認日
- 上智大学「2027年度 入学試験要項 推薦入学試験(公募制)」(2027kobosuisen_application_proc.pdf)
- 上智大学「各学科の募集人員と指定する出願要件」(訂正版・p189_27_koubo_gaiyou_teisei.pdf)
- 上智大学「学科試問」一覧(p190_27_koubo_gakkashimon.pdf)
- 上智大学「2026年度 入学試験データ 特別入学試験 志願者・合格者数一覧」(2026_toukei_tokubetsu.pdf)
いずれも2026-08-26確認。募集人員・出願資格・日程は年度で変わります。出願の際は必ず大学公式の最新の募集要項をご確認ください。
上智大学を検討するなら、あわせて見ておきたい大学
早慶上智の他の大学です。併願できるか・評定が要るか・規模がどれくらいかは大学ごとに大きく違うので、出願先を決める前に並べて確認してください。
- 早稲田大学の総合型選抜(掲載6方式・併願は学部差) — 学部ごとに「別の入試」。併願自由を明記する学部も多い
- 慶應義塾大学の総合型選抜・自主応募推薦(掲載7方式・第一志望・確約) — 「第一志望の確約」を求める設計。FIT・AOの二枚看板