獨協大学外国語学部の自己推薦入試|語学資格の別表と併願できる条件
監修:エクシオアカデミー 教務部
獨協大学外国語学部の自己推薦入試には、他大学ではあまり見ない仕組みがあります。持っている語学資格のスコア次第で、専願になるか併願できるかが変わるのです。
英語学科でいえば、英検CSE2150ならAグループで専願、CSE2200ならBグループで併願可。スコア50点の差が、出願戦略そのものを変えます。この構造を知らずに出願すると、本来使えたはずの併願権を捨てることになりかねません。
この記事では、2027年度の公式要項にもとづいて出願条件と選考の中身を整理します。獨協大学の全学部の方式一覧と出願条件は、獨協大学の総合型選抜ページにまとめてあります。条件を一覧で確認したい方はそちらをご覧ください。
募集人員と日程
外国語学部の自己推薦入試の募集は計90名です。
| 学科 | 募集人員 |
|---|---|
| ドイツ語学科 | 10名 |
| 英語学科 | 50名 |
| フランス語学科 | 10名 |
| 交流文化学科 | 20名 |
日程は、出願2026年10月1日〜14日、試験11月22日、合格発表12月3日、入学手続12月3日〜14日です。
語学資格が出願の入口になる
獨協大学の自己推薦入試では、語学資格の証明書類が出願書類に含まれます。指定された基準を満たしていないと、そもそも出願できません。
基準は学科×グループ(A/B/C)ごとに別表で示されます。主な例は次のとおりです。
| 学科・グループ | 語学基準の例 | 評定 | 併願 |
|---|---|---|---|
| 英語A | 英検CSE2150 | 3.5必須 | 専願 |
| 英語B | 英検CSE2200・IELTS4.5等 | 3.5必須 | 併願可 |
| 交流文化A | 英検CSE2150 | 基準なし | 専願 |
| 交流文化B | 英検CSE2250 | 3.5必須 | 併願可 |
| ドイツ語A・B | 独検3級等でも可(B は CSE1980等) | 基準なし | 専願 |
| ドイツ語C(既習者) | 当該言語の検定 | 基準なし | 併願可 |
| フランス語A・B | 仏検3級等でも可 | 基準なし | 専願 |
| フランス語C(既習者) | 当該言語の検定 | 基準なし | 併願可 |
ここから読み取れる要点は3つです。
1. 英語以外の資格でも出願できる。ドイツ語学科は独検3級、フランス語学科は仏検3級といった当該言語の検定でも出願できます。英語が苦手でも、第二外国語で戦える設計です。
2. 評定基準があるのは一部の学科だけ。英語学科(A・B)と交流文化Bは評定3.5が必須ですが、ドイツ語・フランス語・交流文化Aには評定基準がありません。
3. 高いスコアが併願権を買う。併願可なのは英語B・交流文化B・ドイツ語C・フランス語C(および国際教養学部の言語文化B)の5グループだけです。要項には「獨協大学を入学第一志望校とし、合格した場合には入学する者。但し〈他大学との併願可〉のグループを除く」と書かれています。
なお資格は2024年4月1日以降に取得したものが対象です(コンテスト系は3年以内)。TOEFLはMyBestスコアが使えますが、ITPは不可です。
英語資格の目安については総合型選抜に英検は何級必要かもあわせてご覧ください。
選考は小論文100点+面接60点
選考は二段階です。
一次=書類審査(調査書・志望理由書・語学資格の証明書類)
二次=小論文100点/60分+面接60点(11月22日)
面接で特徴的なのは、学科によって外国語での質疑が入ることです。
- ドイツ語A・C … ドイツ語面接(日本語と併用)
- 英語 … 英語面接(日本語と併用)
- フランス語A・C … フランス語面接(日本語と併用)
いずれも日本語と併用なので全編が外国語というわけではありませんが、志望理由や関心のあるテーマを、その言語で短く話せる準備は必要です。
配点は小論文100点・面接60点で、小論文の比重が高い構成になっています。語学資格で入口を通ったあとは、日本語で論じる力が合否を分けます。
2026年度の実績
志願者数と合格者数が公表されています(志願→合格)。
- 英語A:22→15/英語B:49→25
- ドイツ語A:10→7/B:19→10/C:7→4
- フランス語A:1→1/B:11→7/C:3→2
- 交流文化A:19→13/B:19→15
併願可のBグループに志願が集まる傾向が読み取れます。英語学科はA(専願)22名に対してB(併願可)が49名と倍以上です。倍率としては専願のAグループのほうが緩やかですが、そのぶん第一志望としての覚悟が求められます。
倍率の読み方については総合型選抜の倍率の調べ方で解説しています。
対策の進め方
まず自分のスコアがどのグループに入るかを確認する
これが最優先です。英検CSE2200を持っているなら、迷わず併願可の英語Bグループが第一候補になります。CSE2150で止まっているなら、Aグループ(専願)での出願になるため、獨協を第一志望にできるかを家族と話し合う必要があります。
出願まで時間があるなら、CSE50点を積み上げてBグループを狙うという選択肢も現実的です。50点差で併願権が手に入るなら、追加受験の価値は十分にあります。
小論文(60分・100点)
配点が最も高い項目です。60分という短い時間で論を組み立てる練習が必要になります。外国語学部なので、言語・文化・国際関係に関わるテーマを想定しておくとよいでしょう。小論文の基本構造と小論文の時間配分(60分)が土台になります。
外国語での面接
志望理由と関心テーマを、志望言語で1〜2分話せるようにしておいてください。完璧な文法よりも、伝えようとする姿勢と語彙の運用が見られます。面接全般の準備は面接対策の基本を参照してください。
出願前に確認してほしいこと
この記事は2027年度の公式要項にもとづいていますが、別表の基準・募集人員・日程は年度によって変更されます。出願前には必ず最新の募集要項でご確認ください。
特に次の2点は要注意です。
- 高認(旧大検)は英語学科・交流文化学科では出願資格になりません
- 併願可のグループは限られています。「獨協は併願できる」と一般化せず、自分が出すグループを必ず確認してください
獨協大学は成成明学獨國武のなかで最も語学資格が効く大学です。他の5校との比較は成成明学獨國武の総合型選抜で整理しています。
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この記事の監修者
エクシオアカデミー 教務部
監修責任者:代表講師 髙久大輝
総合型選抜・学校推薦型選抜の指導を担当する教務部が、公開前に内容を確認したうえで掲載しています。年度で変わる入試情報は断定を避け、必ず大学公式の募集要項の確認をご案内しています。