聖心女子大学の総合型選抜|現代教養学部の一括募集——学科・専攻は2年次に決める【2027年度】
聖心の総合型は「学科を選ばずに出願する」入試
聖心女子大学は現代教養学部の1学部制で、総合型選抜も学部一括募集です。学科・専攻の決定は2年次進級時に行うため、出願の時点で学科を選ぶ必要がありません。方式は3つ。アドミッション・オフィス方式(100名・専願)は小論文30%・面接40%・調査書30%、探究プレゼンテーション方式(50名・専願)はプレゼンが80%、英語外部試験利用方式(20名・併願可)は英語スコアの換算点が50%を占めます。審査の比重が要項に%で示されているのが特徴です。
エクシオの視点
「専願だから1回きり」ではない。3方式の重ね方が設計の中心
アドミッション・オフィス方式と探究プレゼンテーション方式はどちらも第一志望に限定した専願です。ただし要項は、出願期間が重なることを理由にこの2方式の併願を認めており、さらに指定校推薦との併願も認めています。つまり「専願の総合型を2つ受けて、指定校が回ってきたらそちらに出す」という組み方が公式に用意されています。ここを知らずに1方式だけで終える受験生が少なくありません。
3方式は求められる力がはっきり違います。AO方式は小論文80分〈30%〉+面接15分〈40%〉+調査書〈30%〉で、英語かフランス語のCEFR B1以上のスコアがあれば小論文の得点が1.1〜1.3倍になります。探究プレゼンテーション方式はプレゼン10分と質疑15分で〈80%〉——資料はPowerPointで出願時に提出し、当日は大学のPCを自分で操作します。英語外部試験利用方式は換算点が〈50%〉を占め、CEFR A2は40点、B1で80点と倍近い差がつきます。出願資格はA2以上ですが、実質はB1を持っているかが分かれ目です。
併願ルール
- ◯ AO方式と探究プレゼンテーション方式は併願できる — どちらも専願ですが、出願期間が重なるため要項が両方式の併願を認めています。本学の指定校推薦との併願も同じ理由で認められています。
- ✕ 併願可は英語外部試験利用方式だけ — 「本選抜は他大学の入学試験との併願が可能です」と明記されているのは英語外部試験利用方式のみ。他の2方式は第一志望に限定した専願です。
- ✕ 学科を選んで出願する入試ではない — 現代教養学部の一括募集で、学科・専攻の決定は2年次進級時です。志望理由も「この学科で学びたい」ではなく学部の学びに合わせて組み立てる必要があります。
「総合型選抜(アドミッション・オフィス方式)と総合型選抜(探究プレゼンテーション方式)について、どちらも第一志望に限定した入学者選抜(専願)ですが、出願期間が重なっているため、併願を認めています」(2027年度 総合型選抜 学生募集要項)
3方式は、評価される力がはっきり分かれる
- タイプ 1:アドミッション・オフィス方式(100名・専願) — 小論文80分〈30%〉+面接15分程度〈40%〉+調査書〈30%〉。英語かフランス語のCEFR B1で小論文得点1.1倍、B2で1.2倍、C1以上で1.3倍。エントリーシートは志望理由400字・力を入れた活動800字・アピールポイント400字。
- タイプ 2:探究プレゼンテーション方式(50名・専願) — プレゼン10分+質疑15分〈80%〉+探究報告書〈10%〉+調査書〈10%〉。PowerPointを出願時に提出し、当日は大学のPC(ネット非接続)を自分で操作。メモの持ち込み不可。
- タイプ 3:英語外部試験利用方式(20名・併願可) — 小論文80分〈40%〉+英語換算点〈50%〉+調査書〈10%〉。出願資格はCEFR A2以上。換算はC1以上100点・B2は90点・B1は80点・A2は40点。
10月・11月・12月と、方式ごとに1か月ずつずれる
| 種別 | 時期 | 内容・対象 | 逆算の目安 |
|---|---|---|---|
| 出願 | 2026年9月1日〜10月13日 | アドミッション・オフィス方式の出願(窓口受付は10月14日13〜16時) | エントリーシート3枚と、任意提出の英語・フランス語スコア証明書を準備 |
| 試験 | 10月25日 | アドミッション・オフィス方式の審査(小論文80分+面接15分程度) | 調査書が30%を占めるため、評定と諸活動の記載も確認しておく |
| 試験 | 11月28日 | 探究プレゼンテーション方式の審査(プレゼン10分+質疑15分) | PowerPointは出願時提出。当日は大学のPCで操作、メモ持ち込み不可 |
| 試験 | 12月13日 | 英語外部試験利用方式の審査(小論文80分) | スコアはCEFR B1以上を目標に。A2とB1で換算点が40点違う |
| 発表 | 11月2日・12月10日・12月17日 | 合格発表(AO方式11/2、探究プレゼン12/10、英語外部12/17) | AO方式の結果を見てから探究プレゼンに出願する日程は組めない(出願は10/1〜11/13) |
学部別の方式ガイド
聖心女子大学 現代教養学部(一括募集)|総合型選抜(アドミッション・オフィス方式)
注意:学科・専攻の決定は2年次進級時に行う
注意:入学検定料35,000円
注意:エントリーシートは指定枚数・文字数の範囲内であれば枚数や文字数は審査せず、内容そのものを審査すると要項に明記
- 評定基準:数値基準なし(評定平均の数値基準なし。調査書は配点の30%として評価され、全科目の評定平均と外国語・国語・地歴・公民の評定平均、出欠・特別活動・資格取得等が見られる)
- 英語資格:英語資格は必須ではない。任意提出でCEFR B1以上のスコアがあれば小論文得点を1.1〜1.3倍に加点(対象はCEFR B1レベル以上。証明書は原本に限る。出願日までの4年以内に取得したものが有効)
- 募集人員:100名(現代教養学部の一括募集)
- 出願:出願2026年9月1日〜10月13日(窓口受付10月14日13〜16時)・審査10月25日・合格発表11月2日・入学手続締切11月13日
- 選考:第1次=書類(志願票・エントリーシートAO-1〔志望理由400字/力を入れた学習・活動800字/アピールポイント400字〕・学歴記入用紙AO-2・調査書、任意で英語またはフランス語の4技能資格証明書と活動実績一覧表AO-3)/第2次=小論文80分〈30%〉+面接15分程度〈40%〉+高等学校調査書〈30%〉(2026年10月25日・本学キャンパス)
- 評価の核:審査の比重が要項に%で明示されている。面接が40%と最も重く、提出書類についての質疑応答が中心。英語またはフランス語のCEFR B1以上のスコアがあれば小論文の得点が倍率加点される(B1で1.1倍、B2で1.2倍、C1以上で1.3倍。仏検は準2級1.1倍、2級以上1.2倍)。
エクシオの視点:面接40%・調査書30%・小論文30%という配点は、書類と面接の一貫性がそのまま点になる設計です。英語スコアがCEFR B1以上あるなら小論文の1.1倍加点が効くので、出願前に取得しておく価値があります。
聖心女子大学 現代教養学部(一括募集)|総合型選抜(探究プレゼンテーション方式)
注意:プレゼン資料はファイル名「カナ氏名.pptx」・20MBまで・Windows 11とMicrosoft Office 2024で動作すること
注意:アニメーション機能は使用可、動画と音声は使用不可、PowerPointのノート機能も使用不可
注意:探究報告書は志望理由400字・どのような場や方法で探究したか(選択式)・探究の経験を入学後にどう活かすか400字
注意:テーマに制限はないが「探究」であることが必要。引用がある場合は出典を明記する
- 評定基準:数値基準なし(評定平均の数値基準なし。調査書は配点の10%)
- 英語資格:数値基準なし(英語資格の要件・加点はない)
- 募集人員:50名(現代教養学部の一括募集)
- 出願:出願2026年10月1日〜11月13日(窓口受付11月13日13〜16時)・審査11月28日・合格発表12月10日・入学手続締切12月18日
- 選考:第1次=書類(志願票・探究報告書〔探究-1〕・学歴記入用紙〔探究-2〕・プレゼンテーション資料のデータと出力紙・調査書)/第2次=プレゼンテーション10分+質疑応答15分〈80%〉+探究報告書〈10%〉+調査書〈10%〉(2026年11月28日・本学キャンパス)
- 評価の核:プレゼンテーションと質疑応答が審査の80%を占める。資料は出願時にPowerPoint(.pptx)で提出し、当日は大学が用意したPC(Windows 11・インターネット非接続)を受験生自身が操作して発表する。メモの持ち込みとノート機能の使用は不可で、プレゼンテーションの時間管理も審査対象。
エクシオの視点:プレゼン80%は総合型でもかなり極端な配点です。スライドの完成度より、10分の構成と15分の質疑にどう答えるかで決まります。大学のPCを自分で操作する形式なので、リハーサルを本番の条件に寄せてください。
聖心女子大学 現代教養学部(一括募集)|総合型選抜(英語外部試験利用方式)
注意:換算点はCEFR C1以上100点・B2は90点・B1は80点・A2は40点
注意:入学手続締切が2027年1月22日と遅く、他大学の結果を見てから判断しやすい
- 評定基準:数値基準なし(評定平均の数値基準なし。調査書は配点の10%)
- 英語資格:出願資格としてCEFR A2レベル以上の英語4技能スコアが必須(英検2級CSE1728以上、GTEC Advanced680以上、IELTS4.0以上、TEAP135以上、TOEFL iBT42以上など)(出願日までの4年以内に取得したものが有効。証明書は原本に限る)
- 募集人員:20名(現代教養学部の一括募集)
- 出願:出願2026年11月1日〜12月3日(窓口受付12月4日13〜16時)・審査12月13日・合格発表12月17日・入学手続締切2027年1月22日
- 選考:第1次=書類(志願票・学歴記入用紙〔英外-1〕・調査書・英語4技能資格の成績証明書の原本)/第2次=小論文80分〈40%〉+英語外部試験の換算点〈50%〉+調査書〈10%〉(2026年12月13日・本学キャンパス)
- 評価の核:3方式で唯一の併願可。英語スコアの換算点が審査の50%を占め、CEFR C1以上=100点/B2=90点/B1=80点/A2=40点と、出願資格ラインのA2とB1の間に大きな差がつく設計。
エクシオの視点:出願資格は英検2級相当(CSE1728)から。ただし換算点はA2が40点でB1が80点なので、CSE1950(B1)を超えているかどうかが実質のラインです。併願可・手続締切1月22日という条件は、第一志望が別にある人にも組み込みやすい方式です。
2026年度の試験結果
| 学部・方式 | 志願 | 第1次合格 | 最終合格 |
|---|---|---|---|
| アドミッション・オフィス方式 | 124 | ― | 106 |
| 英語外部試験利用方式 | 94 | ― | 37 |
| 探究プレゼンテーション方式 | 24 | ― | 16 |
| 総計 | 242 | ― | 159 |
公式「入学者選抜結果情報」より2026年度の志願者数→合格者数。AO方式は過去5年分(2022年101→69、2023年123→113、2024年159→146、2025年140→130)が公表されている。探究プレゼンは2025年に72→62で、年度差が大きい。
よくある質問
聖心女子大学の総合型選抜は専願ですか。
方式によります。アドミッション・オフィス方式と探究プレゼンテーション方式は「第一志望に限定した入学者選抜(専願)」と要項に明記されています。英語外部試験利用方式だけが「他大学の入学試験との併願が可能」です。
専願の2方式を両方受けることはできますか。
できます。どちらも専願ですが出願期間が重なるため、要項が両方式の併願を認めています。本学の指定校推薦との併願も認められています。
学科はいつ決めるのですか。
現代教養学部の一括募集で、学科・専攻の決定は2年次進級時です。出願の時点で学科を選ぶ必要はありません。
評定平均はどのくらい必要ですか。
数値基準はありません。ただし調査書は配点の一部として評価され、AO方式では30%、探究プレゼンテーション方式と英語外部試験利用方式では10%を占めます。全科目の評定平均に加えて、外国語・国語・地歴・公民の評定平均も見られます。
英語外部試験利用方式はどのくらいのスコアが必要ですか。
出願資格はCEFR A2以上(英検2級CSE1728など)です。ただし換算点はA2が40点、B1が80点、B2が90点、C1以上が100点で、A2とB1の差が大きく設計されています。英検CSE1950以上(B1)を一つの目安にしてください。
探究プレゼンテーション方式の資料はどう作りますか。
PowerPointで作成し、拡張子pptx・ファイル名は「カナ氏名.pptx」・20MBまで・Windows 11とOffice 2024で動作すること、という指定があります。アニメーションは使えますが動画と音声は使用不可、ノート機能も使えません。当日は大学が用意したPC(インターネット非接続)を自分で操作して発表し、メモの持ち込みはできません。
掲載情報の出典と最終確認日
- 聖心女子大学「2027(令和9)年度 学生募集要項 総合型選抜(アドミッション・オフィス方式/探究プレゼンテーション方式/英語外部試験利用方式)」
- 聖心女子大学 入学者選抜一覧および各方式ページ
- 聖心女子大学「入学者選抜結果情報」(方式別・2026年度入試まで)
いずれも2026-08-28確認。募集人員・出願資格・日程は年度で変わります。出願の際は必ず大学公式の最新の募集要項をご確認ください。
聖心女子大学を検討するなら、あわせて見ておきたい大学
女子大の他の大学です。併願できるか・評定が要るか・規模がどれくらいかは大学ごとに大きく違うので、出願先を決める前に並べて確認してください。
- 津田塾大学の総合型選抜(掲載6方式・学科による) — 学科で専願/併願が分かれる。情報科学・総合政策は他大学併願可
- 東京女子大学の総合型選抜(掲載2方式・併願可) — 併願可。講義理解型(評定3.7+英語2級級)と数学型(評定不問)の2本立て
- 日本女子大学の総合型選抜(掲載8方式・併願可) — 併願可・評定不問・183名。学科別の筆記+口述で決まる大きな門
- 昭和女子大学の総合型選抜(掲載2方式・ほぼ併願可) — 専願は2学科のみ。2027年度新設の基礎学力テスト型は最大17学科まで併願できる
- 白百合女子大学の総合型選抜(掲載4方式・ほぼ併願可) — 4方式中3方式が併願可。事前課題方式は6学科すべてに学科独自課題(4学科は課題図書)
- フェリス女学院大学の総合型選抜(掲載4方式・期による) — 出願基準なし(評定・資格の要件なし)。Ⅱ期は全方式で専願・併願を選べる