東洋大学の基礎学力テスト型入試|併願自由で学力だけで決まる年内入試
監修:エクシオアカデミー 教務部
東洋大学の基礎学力テスト型入試は、総合型選抜のなかで最も一般選抜に近い設計をしています。
評定は問われません。活動実績も要りません。他大学と併願できるうえ、学内でも学部の枠を越えて複数の学部・学科・方式を1回の試験で併願できます。判定材料は当日の学力テストです。
「総合型選抜は活動実績がないと戦えない」と思って年内入試を諦めている受験生にとって、この方式は最も現実的な入口になります。
この記事では、2027年度の公式要項にもとづいて出願条件と選考を整理します。東洋大学の他の方式(AO型推薦・自己推薦・独立自活支援推薦)を含む一覧は東洋大学の総合型選抜・学校推薦型選抜ページにまとめてあります。
日程と出願
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出願 | 2026年10月29日〜11月4日 |
| 試験 | 11月29日 |
| 合格発表 | 12月14日 |
| 第1次手続 | 12月18日 |
| 第2次手続 | 2027年2月26日 |
募集人員は学科・方式別で、学部・学科別の入試一覧で確認します。
第2次手続が2月26日まで待てるのは、併願で使ううえで大きな利点です。他大学の結果を見てから最終判断ができます。
出願条件は「大学入学資格のみ」
この方式の出願条件は極端にシンプルです。
- 評定基準なし(大学入学資格があれば出願できます)
- 活動実績なしでよい
- 英語資格なしでよい
要項の表紙に「併願可能」と明記されており、学内も学部の枠を越えて複数学部・学科・方式を併願できます。1回の試験で複数の合格チャンスを作れる設計です。
ただし1つだけ注意点があります。専願入試(AO型推薦・自己推薦など)との相互併願はできません。ここには例外があり、10月18日実施分の専願入試で不合格になった方は、基礎学力テスト型に出願できます。
これが東洋大学の年内入試で最も知っておく価値のあるルートです。10月に専願で本命に挑み、不合格でも11月29日に再挑戦できる。年内入試は一発勝負になりがちですが、東洋にはやり直しの余地が制度として用意されています。
不合格だった場合の動き方については総合型選抜に落ちたらどうするもあわせてご覧ください。
出願時に小論文課題のWeb登録が必要
見落とすと出願そのものが完了しない項目があります。出願時に小論文課題をWeb登録する必要があります。
登録しないと出願を完了できません。学力テストだけの入試だと思って準備を怠ると、ここで詰まります。出願期間に入る前に、何を書くのかを確認しておいてください。
試験内容は国語または数学+英語
試験は11月29日で、次の構成です。
- 1時限:国語 または 数学(数Ⅰ・数Ⅱ・数A・数B・数C)
- 2時限:英語
学科によって指定される科目が異なるため、志望学科がどの科目を指定しているかを必ず確認してください。
英検CSE2150で英語が90点換算になる
この方式には英語外部試験利用制度があります。任意利用で、当日の英語の得点と比べて高いほうが採用されます。
| 資格・スコア | 換算点 |
|---|---|
| 英検CSE2150 | 90点 |
| 英検CSE1980 | 80点 |
| GTEC 1050 | 90点 |
| GTEC 960 | 80点 |
| TEAP 253 | 90点 |
| TEAP 225 | 80点 |
| IELTS 5.5 | 90点 |
| IELTS 5.0 | 80点 |
対象は2024年12月以降に受験したものです。
英検CSE2150を持っていれば、英語は90点からのスタートになります。当日の英語で90点を超えられればそちらが採用されるので、持っているだけで損はありません。そして英語の心配が減るぶん、国語または数学の対策に集中できます。
英語資格の目安については総合型選抜に英検は何級必要かで確認できます。
対策の進め方
1. 志望学科の指定科目を確認する
国語で受けるのか数学で受けるのかは、学科によって決まっています。ここを確認しないと対策の方向が定まりません。
2. 一般選抜の勉強をそのまま活かす
基礎学力テストなので、一般選抜の準備がそのまま得点につながります。総合型選抜のために別枠の対策を組む必要はありません。年内入試と一般選抜を両立させたい受験生には、この点が大きな利点です。両立の考え方は総合型選抜と一般選抜の両立にまとめています。
3. 英語資格を先に押さえる
英検CSE2150(準2級から2級の水準)を持っているだけで英語90点換算です。まだ間に合う時期なら、受験しておく価値は十分にあります。
4. 併願の組み方を設計する
学内で学部の枠を越えて併願できるため、第一志望の学科と、通りやすい学科の両方に出しておくという組み方ができます。1回の試験で複数の可能性を持てるのは、この方式ならではの利点です。併願の考え方は総合型選抜の併願戦略を参考にしてください。
出願前に確認してほしいこと
この記事は2027年度の公式要項にもとづいていますが、出題形式・利用可能試験・募集人員・日程は年度によって変更されます(要項にも2027年度から一部変更の可能性が注記されています)。出願前には必ず最新の募集要項でご確認ください。
特に次の2点にご注意ください。
- 小論文課題のWeb登録を忘れると出願が完了しません
- 専願入試との相互併願は原則できません。10月18日実施分の不合格者のみ出願できます
東洋大学は日東駒専のなかで、併願可の学力型を明確に用意している大学です。他の3校との比較は日東駒専の総合型選抜で整理しています。
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この記事の監修者
エクシオアカデミー 教務部
監修責任者:代表講師 髙久大輝
総合型選抜・学校推薦型選抜の指導を担当する教務部が、公開前に内容を確認したうえで掲載しています。年度で変わる入試情報は断定を避け、必ず大学公式の募集要項の確認をご案内しています。