早稲田大学法学部 全国自己推薦入試の出願要件と対策

監修:エクシオアカデミー 教務部

早稲田大学法学部の全国自己推薦入試は、学校の評定や課外活動の実績を土台に、書類と面接(大学によっては小論文を含む)で法学部への適性を示す入試方式です。文部科学省の枠組みでいう総合型選抜に相当する制度で、学力試験の点数だけでなく、高校時代の取り組みや将来のビジョンを重視する点が特徴です。この記事では、出願要件の考え方、書類・面接で見られるポイント、準備の順番を、地方の高校生とその保護者の方にもわかりやすく整理してお伝えします。なお、評定基準・出願期間・提出書類の細目などは年度によって変わるため、本記事の内容は概要としてご覧いただき、最新情報は必ず早稲田大学の公式の募集要項でご確認ください。

早稲田大学法学部「全国自己推薦入試」とは

全国自己推薦入試は、早稲田大学法学部が実施してきた自己推薦型の入試制度の一つです。名称に「全国」とあるとおり、全国各地の高校に在籍する生徒が対象で、都市部の指定校推薦のような枠がない高校の生徒にも門戸を開く仕組みとして位置づけられています。地方在住で、身近に早稲田大学の受験情報が少ないという方でも、条件を満たせば出願できる可能性がある入試です。

一般名詞としての「総合型選抜」と、大学固有の呼び方である「全国自己推薦入試」は同じ枠組みに属しますが、出願要件や選考内容は大学・学部ごとに異なります。早稲田大学の他学部にも自己推薦型・自由選抜型など様々な名称の入試が存在するため、志望学部の正式名称と要件を混同しないことが大切です。実施の有無や名称は年度により変更される場合があるため、出願を検討する際は必ず早稲田大学の公式サイトで最新の募集要項を確認してください。

アドミッションポリシーから読み解く、法学部が求める人物像

出願書類や面接対策を始める前に、まず押さえておきたいのが早稲田大学法学部のアドミッションポリシー(求める学生像)です。法学部は一般に、法律学・政治学を学ぶ強い意欲、物事を多角的に捉え論理的に考える力、そして社会の課題に向き合い貢献しようとする姿勢を重視するとされています。全国自己推薦入試のような書類・面接型の選考では、こうした資質を「学力試験の点数」ではなく「これまでの行動や考え方」を通じて示す必要があります。

アドミッションポリシーの読み方に不安がある方は、以下の記事で調べ方・読み解き方の手順を確認しておくと、出願書類の方向性を決めやすくなります。

また、法学部という学部系統に共通する視点を整理したい場合は、他大学の法学部系の自己推薦入試を扱った記事も参考になります。

出願要件の考え方:評定平均と課外実績

全国自己推薦入試のような書類選考型の入試では、まず出願段階で評定平均や実績に関する基準が設けられているケースが一般的です。ただし、具体的な数値基準は年度によって変わるため、ここでは考え方を整理します。

総合型選抜に英検は何級必要?大学レベル別の目安

評定に不安がある場合でも、実績や志望理由の組み立て方次第で出願・合格に近づいた事例の考え方を紹介した記事がありますので、あわせてご覧ください。

評定・実績にビハインドがある状態から推薦入試で合格する人の準備プロセス

なお、総合型選抜・学校推薦型選抜の違いや、指定校推薦との比較を整理しておきたい方は、こちらの基礎記事も参考になります。

学校推薦型選抜と指定校推薦の違い|公募推薦との比較一覧

提出書類で問われること:自己推薦書・活動報告書

全国自己推薦入試では、自己推薦書(志望理由書に相当する書類)や活動報告書といった、自分の言葉で取り組みや考えをまとめる書類の提出が求められることが一般的です。書類で問われる内容は大学・年度により異なりますが、共通して意識したいポイントは次のとおりです。

書類の種類見られている主なポイント
自己推薦書(志望理由書)法学・政治学への関心のきっかけ、学びたい理由、将来像との一貫性
活動報告書課外活動での役割・工夫・成果、そこから得た学び
評定・調査書高校での学習姿勢、教科バランス

自己推薦書では、単に「法律に興味がある」という抽象的な表現ではなく、興味を持ったきっかけとなる具体的な出来事や、法学部で何を学び卒業後どう活かしたいかまでを一貫したストーリーとして描くことが重要です。活動報告書についても、実績の大きさだけでなく、そこでどんな課題にどう向き合ったかという過程を丁寧に書くことが評価につながりやすいとされています。

書類作成の基本的な進め方に不安がある場合は、次の記事も参考になります。

出願直前でも間に合う?志望理由書をオンライン添削で仕上げる短期集中の手順

選考の流れと小論文・面接で見られる力

全国自己推薦入試の選考は、多くの場合、書類選考(一次)と、面接や小論文などを含む二次選考という段階を経て進みます。細かな選考科目・配点は年度により変わるため、以下は一般的な流れのイメージとしてご覧ください。

  1. 出願書類(自己推薦書・活動報告書・評定など)の提出
  2. 書類選考による一次選考
  3. 面接・小論文などによる二次選考
  4. 合格発表

二次選考の面接では、書類に書いた内容の裏付けとなる質問がされることが多く、「なぜそう考えたのか」「他の選択肢と比べてどう判断したのか」といった深掘りに答えられる準備が欠かせません。小論文が課される場合は、法律や社会問題に関する時事的なテーマについて、自分の意見を論理的に組み立てる力が問われます。小論文対策に自己流で取り組んで伸び悩んでいる方は、次の記事も参考にしてください。

独学の小論文対策が伸びにくい3つの理由と、オンライン添削の活用法

面接対策の具体的なポイント

面接では、書類の内容を自分の言葉で説明できるかが問われます。特に法学部の面接では、次のような観点が意識されやすいといえます。

面接練習は、家族や学校の先生に協力してもらうだけでなく、オンラインでの模擬面接を活用すると、初対面の相手からの質問に慣れる機会になります。面接対策の基本を体系的に確認したい場合は、下記の記事も参考にしてください。

アドミッションポリシーの調べ方と読み解き方:出願校リストのつくり方

出願までの準備スケジュール

全国自己推薦入試のような書類・面接型の入試は、直前だけの対策では間に合いにくいのが実情です。高校2年生の後半から高校3年生の夏にかけて、次のような順番で準備を進めることをおすすめします。

部活動を最後まで続けながら受験準備を進めたい方は、切り替えのタイミングについて次の記事も参考になります。

部活引退後の受験切り替え術|3ヶ月立て直しスケジュール

総合型選抜全体の仕組みや、他方式との違いを一度整理しておきたい方は、こちらの解説ページもあわせてご覧ください。

総合型選抜とは

オンラインでの対策の進め方

エクシオアカデミーは、総合型選抜・学校推薦型選抜対策に特化した完全オンラインの学習塾で、全国どこからでも受講できる環境を整えています。早稲田大学法学部の全国自己推薦入試のように、アドミッションポリシーの理解、自己推薦書の設計、活動の棚卸し、小論文・面接練習まで一連の準備が必要な入試では、書類作成と面接対策を並行して計画的に進めることが重要です。オンラインでの個別指導により、地方在住で身近に相談相手がいない高校生でも、志望理由書の添削や模擬面接を通じた準備を進めることができます。

よくある質問

全国自己推薦入試は評定平均が低いと出願できませんか?

出願の目安となる評定平均の基準は年度により変わるため、まずは早稲田大学の最新の募集要項で出願要件を確認することが大切です。評定に不安がある場合でも、実績の内容や志望理由の伝え方次第で選考に臨める場合がありますので、早めにアドミッションポリシーと要件を照らし合わせて検討することをおすすめします。

課外活動の実績が少ない場合は不利になりますか?

実績の「量」よりも、取り組みの中でどのような課題に向き合い、何を考え、どう行動したかという「質」が重視される傾向があります。大きな実績がなくても、日々の学校生活や小さな活動の中での学びを丁寧に言語化することが評価につながる場合があります。

自己推薦書はいつ頃から準備を始めればよいですか?

出願直前に慌てて書き始めると、内容の一貫性を保つのが難しくなります。高校2年生の後半から、志望理由につながる活動や関心のきっかけを振り返るところから準備を始めることをおすすめします。

まとめ

無料受験相談のご案内

エクシオアカデミーでは、早稲田大学法学部の全国自己推薦入試をはじめとした総合型選抜・学校推薦型選抜の対策について、無料の受験相談を実施しています。出願要件の確認方法や書類・面接対策の進め方について、オンラインで全国どこからでもご相談いただけますので、お気軽にご利用ください。

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この記事の監修者

エクシオアカデミー 教務部

監修責任者:代表講師 髙久大輝

総合型選抜・学校推薦型選抜の指導を担当する教務部が、公開前に内容を確認したうえで掲載しています。年度で変わる入試情報は断定を避け、必ず大学公式の募集要項の確認をご案内しています。

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