オンラインの模擬面接は効果ある?対面との違いと活用のコツ

監修:エクシオアカデミー 教務部

「面接練習だけは対面じゃないと意味がないのでは」——オンライン塾を検討する方からよくいただく質問です。結論として、オンラインの模擬面接は十分に効果があり、オンラインならではの利点もあります。一方で、対面でしか得にくい要素があるのも事実です。この記事では、オンライン模擬面接の強みと弱みを整理したうえで、効果を最大化する準備の仕方と受け方の手順まで具体的に解説します。

オンライン模擬面接の3つの利点

1. 録画で自分を客観視できる

話す速さ、視線、口癖、姿勢——自分では気づけない癖を、録画で確認できます。「思ったより早口だった」「目が泳いでいた」という発見は、1回の録画視聴で得られる最大の収穫です。対面の模擬面接でも録画は可能ですが、オンラインなら画面共有や録画機能が標準で備わっているため、特別な準備なしに毎回振り返りができるという実務上の利点があります。

2. 回数を重ねやすい

面接は「慣れ」の比重が大きい選考です。通塾不要のオンラインなら、短時間の練習を高頻度で組めます。週1回60分より、週2回30分の方が伸びやすいのが面接練習です。移動時間がかからない分、平日の夜や部活後の30分といった隙間時間にも練習を組み込めるのは、特に地方在住で近くに専門塾がない高校生にとって大きな意味を持ちます。

3. Web面接型の選考にそのまま対応できる

オンライン形式で面接を実施する大学も増えています。普段の練習がそのまま本番環境の予行になります。画面越しの話し方、カメラ目線の作り方、通信トラブル時の対応まで、対面練習だけでは経験できない部分を事前に体験できるのは大きなアドバンテージです。Web面接特有のマナーや注意点は大学入試のWeb面接(オンライン面接)対策:準備・マナー・注意点まとめで詳しく解説しています。

対面との違いと、その補い方

対面特有の「入退室の所作」「会場の緊張感」はオンラインでは再現しにくい要素です。ただしこれらは、次の方法で補えます。

以下は、対面とオンラインそれぞれの模擬面接が得意な領域を整理した比較です。どちらか一方に偏らず、両方の特性を理解して使い分けることが大切です。

項目対面の模擬面接オンラインの模擬面接
入退室・所作の確認得意苦手(動画教材で補完)
練習の回数・頻度移動が必要でやや不利高頻度で組みやすい
録画による振り返り別途準備が必要標準機能で対応しやすい
Web面接そのものの予行再現しにくいそのまま本番の練習になる
会場特有の緊張感再現できる意識的に作る必要がある

自分が受ける選考がWeb面接なのか対面面接なのかによって、優先すべき練習環境も変わります。募集要項で面接形式を早めに確認しておきましょう。

オンライン模擬面接を受ける前に整えておきたい環境

練習の質は、環境の整え方でも大きく変わります。本番直前になって慌てないよう、次のチェックリストを一度確認しておくことをおすすめします。

これらは一度整えてしまえば毎回の練習でそのまま使えるため、最初の1回で丁寧に確認しておくと後々の負担が減ります。

効果を最大化する模擬面接の受け方(4ステップ)

同じ模擬面接でも、受け方次第で得られる効果は大きく変わります。次の4ステップを意識すると、1回あたりの練習の質が高まります。

  1. 練習前に想定質問への回答メモを作る:志望理由書の内容と矛盾しないよう、キーワードだけを箇条書きで整理しておきます。文章をそのまま覚えるのではなく、キーワードから話を組み立てる練習をすることが本番での対応力につながります。
  2. 本番同様の緊張感で通しで受ける:途中で止めずに、時間を計りながら一通り受けます。
  3. 録画を見返し、良かった点と直す点を1つずつ書き出す:一度にすべてを直そうとすると散漫になるため、次回までに直す点は1〜2個に絞るのが効果的です。
  4. 次回の練習で、前回の課題が改善したか確認する:改善の積み重ねを可視化することで、モチベーションも維持しやすくなります。

このサイクルを週2回程度のペースで繰り返すことで、短期間でも確実に受け答えが安定していきます。

よくある失敗と、その直し方

模擬面接を重ねる中で、次のような失敗が見られます。自分に当てはまるものがないか、確認してみてください。

面接の評価は「所作」より「中身」

面接で最も見られているのは、志望理由書と一貫した、自分の言葉での受け答えです。これは対面・オンラインを問わず変わりません。所作やマナーはあくまで土台であり、評価の中心は「この受験生は本当にこの学部・学科で学びたいと考えているか」「入学後にどのような姿勢で学ぶつもりか」という中身の部分です。よく聞かれる質問への備え方は推薦入試の面接でよく聞かれる質問15選と、答え方の原則で解説しています。

また、面接だけでなくプレゼンテーションを組み込んだ選考形式を採用する大学もあります。構成づくりから練習まで、こちらも準備の進め方が異なりますので、プレゼンテーション型選考の対策:構成づくりから練習までオンラインで進める方法を確認しておくと安心です。

学年別・時期別の模擬面接の活用法

模擬面接に取り組むタイミングや頻度は、学年や出願までの時期によって変わってきます。目安を以下にまとめます。

時期取り組み方の目安
高校1〜2年生話し方や姿勢など基本的な型を身につける段階。頻度は月1回程度でも十分
高3・出願前(夏頃まで)志望理由書の内容と発言の一貫性を確認しながら、週1回程度で練習を始める
出願後・面接直前期週2回以上のペースで通し練習を重ね、録画振り返りを毎回行う
総合型選抜と一般選抜を併願する場合学習時間との兼ね合いが課題になりやすいため、時間配分を事前に決めておく

総合型選抜と一般選抜の対策を両立させる場合は、面接練習の時間をどう確保するかが悩みどころになります。学年別の時間配分の考え方は総合型選抜と一般選抜は両立できる?併用のコツと学年別の時間配分で解説していますので、あわせて参考にしてください。

なお、そもそも総合型選抜という選考方式自体が自分に合っているかどうか迷う場合は、総合型選抜に向いている人の特徴とは?向いていない人との違いも解説も確認しておくと、面接対策以前の方向性の整理に役立ちます。

よくある質問

オンラインの模擬面接だけで本番に対応できますか?

多くの場合、対応可能です。ただし、対面での入退室の所作や会場の緊張感は再現しにくいため、本番前に一度、学校の先生などに対面で通し練習を見てもらうと安心感が増します。オンラインと対面それぞれの強みを組み合わせるのが現実的な進め方です。

模擬面接は何回くらい受ければよいですか?

決まった回数はありませんが、出願直前期には週2回以上のペースで受ける受験生が多く見られます。回数そのものよりも、1回ごとに録画を見返して課題を1〜2個に絞り、次回までに改善できているかを確認する積み重ねが効果につながります。

カメラをどこに設置すればよいか分かりません

目線の高さにカメラを合わせ、レンズを見て話すことを意識すると、相手からは自然な目線に見えます。ノートパソコンを本や台の上に置いて高さを調整する方法が手軽です。事前に一度録画して、自分の目線がどう映るか確認しておくと安心です。

まとめ

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エクシオアカデミーは、総合型選抜・学校推薦型選抜を専門とする完全オンラインの塾で、全国どこからでも受講できます。志望校の面接形式に合わせたマンツーマンの模擬面接をはじめ、志望理由書の添削や小論文指導も行っています。面接に不安がある方は、まず無料受験相談で現状をお聞かせください。無料受験相談を予約する

この記事の監修者

エクシオアカデミー 教務部

監修責任者:代表講師 髙久大輝

総合型選抜・学校推薦型選抜の指導を担当する教務部が、公開前に内容を確認したうえで掲載しています。年度で変わる入試情報は断定を避け、必ず大学公式の募集要項の確認をご案内しています。

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