武蔵大学経済学部の総合型選抜|配点6割の筆記と2つの入口

監修:エクシオアカデミー 教務部

武蔵大学経済学部の総合型選抜について、最初に伝えておきたいことがあります。これは「書類と面接の入試」ではありません。

評価比率は一次15%・筆記60%・面接25%。合否の6割は、二次選考の筆記試験(総合問題80分)で決まります。課外活動の実績や商業系の資格は出願の入口として必要ですが、それだけでは通りません。

この記事では、2027年度の公式要項にもとづいて出願条件と選考、そして対策の優先順位を整理します。武蔵大学の他学部を含む方式一覧は武蔵大学の総合型選抜ページにまとめてあります。

募集人員と日程

募集は計45名(経済学科15名・経営学科15名・金融学科15名)です。

項目内容
一次出願2026年9月1日〜10日(出願料15,000円)
一次結果9月25日
二次出願料20,000円(〜10月2日)
二次試験10月10日または11日

年内入試のなかでもかなり早い日程です。9月上旬に出願なので、夏休みのうちに書類を仕上げておく必要があります。

2つの入口――課外活動重視型と商業系資格重視型

武蔵大学経済学部の総合型選抜には、入口が2つあります。

課外活動重視型は、課外活動での「顕著な成績」を持つ受験生が対象です。

商業系資格重視型は、商業系の資格を持つ受験生が対象です。

そして、この2つには相互加点という仕組みがあります。要項によれば、もう一方の型の要件も持っていると加点される設計です。課外活動の実績と商業系資格の両方を持っている受験生は、どちらの型で出願しても有利に働きます。簿記や情報系の資格を持ちながら部活動でも実績がある方は、この二重取りを狙えます。

評定平均の数値基準はありません(ただし現役のみが対象です)。英語資格の出願要件もありません。入口となるのは、あくまで課外活動の実績か商業系資格です。

併願できる

要項に「他大学及び本学一般選抜との併願は可能です」と明記されています。武蔵大学の一般選抜との併願も認められているため、年内に総合型で挑戦して、だめなら一般選抜で再挑戦という組み立てが可能です。

ただし、総合型・帰国生・社会人などの各入試間での併願はできません。

配点の6割は筆記試験

選考は二段階です。

一次選考=書類審査(課外活動の顕著な成績または商業系資格+志望理由)

二次選考=筆記試験(総合問題80分)+個別面接

評価比率は次のとおりです。

選考比率
一次(書類)15%
筆記試験60%
面接25%

総合問題80分には、国語・数学の基礎学力を評価する内容が含まれます。つまり総合型選抜でありながら、実質的には学力試験が主戦場です。

さらに重要な情報があります。2027年度から出題形式が変更される予定で、サンプル問題が公式サイトで公開されます。形式が変わる年は、過去問だけで準備すると危険です。必ずサンプル問題を確認してから対策を組んでください。

学科は志望順位制

武蔵大学経済学部の総合型選抜では、学科を第三志望まで記入できる志望順位制が採用されています。そして二次の成績によって配属先が決まります

つまり、第一志望の学科に届かなくても、第二・第三志望の学科で合格する可能性があるということです。3学科(経済・経営・金融)のいずれでも学ぶ意思があるなら、順位をつけて出願することで合格の可能性が広がります。

逆に「金融学科でなければ意味がない」という場合は、この制度が自分にとって有利かどうかを考えたうえで出願してください。

対策の進め方

最優先は国語・数学の基礎学力

配点の6割が筆記である以上、ここに時間を割くのが合理的です。総合問題は国語と数学の基礎学力を含む内容なので、一般選抜の勉強がそのまま生きます。総合型選抜だからといって、書類作りだけに時間を使うのは配点の読み違いです。

サンプル問題で形式に慣れる

2027年度から出題形式が変わる予定なので、公式サイトで公開されるサンプル問題を必ず解いてください。80分という時間配分を体に入れておくことが重要です。

資格を1つ足して加点を狙う

出願まで時間がある場合、もう一方の型の要件を満たす資格を取るという手があります。課外活動で出願する予定なら日商簿記3級やITパスポート、商業系資格で出願する予定なら課外活動の実績を整理する、といった具合です。

面接(25%)

配点の4分の1です。志望理由と、自分が出願の入口として使った実績・資格について、深く聞かれても答えられるようにしておいてください。準備の基本は面接対策の基本にまとめています。

出願前に確認してほしいこと

この記事は2027年度の公式要項にもとづいていますが、出題形式・募集人員・日程・評価比率は年度によって変更されます。出願前には必ず最新の募集要項でご確認ください。

特に次の2点にご注意ください。

武蔵大学は成成明学獨國武のなかで原則併願可の数少ない大学です。他の5校との比較は成成明学獨國武の総合型選抜で整理しています。学年別の準備の進め方は総合型選抜の早期対策を参考にしてください。

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この記事の監修者

エクシオアカデミー 教務部

監修責任者:代表講師 髙久大輝

総合型選抜・学校推薦型選抜の指導を担当する教務部が、公開前に内容を確認したうえで掲載しています。年度で変わる入試情報は断定を避け、必ず大学公式の募集要項の確認をご案内しています。

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